「ソフトバンクグループはやばい」は事実と異なる!やめとけといわれる評判の理由を徹底解説

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この記事では、ソフトバンクグループへの転職を検討している方に向けて、「やばい」「やめとけ」といわれている理由をお伝えします。ネット上の噂の真偽や、その背景にある実態を調査しましたので、ぜひ本記事で正しい企業理解につなげてください。

目次

ソフトバンクグループはどんな会社?

ソフトバンクグループは、投資事業を中心に事業を展開する純粋持株会社です。スマートフォンなどモバイル端末を扱う「ソフトバンク株式会社」の親会社でもあり、Arm Holdingsなど世界的なテクノロジー企業も傘下に持っています。

経営理念に「情報革命で人々を幸せに」を掲げ、ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業を通じて世界中のAI・先端テクノロジー企業数百社に投資してきました。近年はOpenAIやArm、Ampereといった企業への大型投資を進め、AIモデル・AIチップ・AIインフラ・フィジカルAIの4領域に集中する「群戦略」で、AI革命全体を取り込む事業構造を築いています。

本記事では、公式データと客観的な事実から評判の真相を徹底解明します。

ソフトバンクグループがやばいといわれている理由とは?

ソフトバンクグループが「やばい」といわれている理由には、「離職率が高い」「残業が多く激務だ」などさまざまな内容があるようです。ただし、憶測やイメージから噂が広がっている場合もあるため、公式情報から「ソフトバンクグループがやばいといわれている理由」と「その真偽」を確かめていきましょう。

ソフトバンクグループ

やばいといわれている理由

離職率が高く、人が定着しにくいから?
残業が多いから?
年収が低いから?
中途採用の間口が狭いから?
評価制度が不透明でスキルアップに繋がりにくいから?
部署によって働き方の差が大きいから?
トップダウン経営に依存し独特だから?

離職率が高く、人が定着しにくいから?

「離職率が高く人が定着しにくい」という噂は、誤りです。ソフトバンクグループおよび主要子会社の離職率は直近で5.6%と、情報通信業の平均10.2%を大きく下回る水準にあります。

ESGデータ集によると、フルタイム社員の離職率(SBG+主要子会社①、連結ベース)は2021年3月期の6.1%から2025年3月期の5.6%まで低下傾向で推移しています。厚生労働省「雇用動向調査」 によると、情報通信業の離職率は10.2%であり、ソフトバンクグループの5.6%はこれを4.6ポイント下回る水準です。さらに、ESGデータ集によると、社員の平均勤続年数は2025年3月期で9.2年であり、男女それぞれで9.3年、8.9年となっています。これらのことから年々離職率は低下傾向にあることがわかります。

「離職率が高い」と噂される背景には、もともと通信・IT業界は転職市場が活発であることや、その中でもソフトバンクでの経験が市場価値になりやすいこと等から「人がどんどん出ていく会社」という印象を強めていると考えられます。

なお、上記の離職率はソフトバンクグループに主要子会社を含めた連結ベースの数値であり、持株会社単体のみの離職率は今回のリサーチでは確認できませんでした。転職を検討する際は、応募する事業単位(持株会社本体か事業会社か)によって組織規模や働き方が異なる点を踏まえて情報収集することをおすすめします。

参考: 
ソフトバンクグループ「ESGデータ集」 
厚生労働省「雇用動向調査

残業が多いから?

「残業が多く激務である」という噂は、必ずしも真実とはいえないでしょう。ソフトバンクグループ自体の平均残業時間を示す公式データは確認できず、残業が多いか少ないかの実態を掴むことができませんでした。

しかし、グループ全体として社員の働き方を整えるという観点では、積極的に取り組んでいる姿勢が見られます。有価証券報告書(第46期、2026年3月期)によると、「社員のワークライフバランスを尊重し、仕事と生活の両立を支援するために、コアタイムを設けないスーパーフレックス制度や在宅勤務を導入し、時間や場所に捉われず、仕事を行うことができる環境を提供しています」と説明されています。

残業が多いという噂が広まった背景にはグループ全体として様々な職種が存在し、職種間の働き方や労働時間の差が目立ちやすいこと等があげられるでしょう。

ただし先述の通り、公式に残業時間データが開示されておらず、噂の裏付けも反証もできない状態にあるといえます。転職を検討する際は、面接や求人票で応募予定部署の業務量や勤務実態を具体的に確認しておくとよいでしょう。

参考: 
ソフトバンクグループ「有価証券報告書」 
ソフトバンクグループ「ESGデータ集

年収が低いから?

結論からお伝えすると、「年収が低く割に合わない」という噂は、誤りです。ソフトバンクグループの平均年収は1,319万5,551円と、全国平均・情報通信業平均をいずれも大きく上回っています。

有価証券報告書(第46期、2026年3月期)によると、ソフトバンクグループの平均年収は1,319万5,551円(単体)です。厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、 全国の平均年収は396万4,800円、情報通信業の平均年収は469万2,000円でありソフトバンクグループの平均年収は全国平均の約3.3倍、情報通信業平均と比べても850万円以上高い水準にあります。

「年収が低い」と噂される背景には、「年収が低い」と言われる背景には、「ソフトバンク」という名前がグループ会社や販売代理店まで広く共有されており、そこで働く人の声が混在しやすいことがあります。加えて、通信事業会社としての職種の幅が広く、賞与の比率が高い評価連動型の報酬制度をとっているため、職種や評価によって年収の上がり方に差が生じやすいことも影響していると考えられます。

なお、上記の平均年収は持株会社単体の社員を対象とした数値であり、グループ内の事業会社(ソフトバンク株式会社など)とは組織規模も報酬体系も異なる点には留意が必要です。転職を検討する際は、応募予定の会社が持株会社本体か事業会社かによって年収レンジが大きく変わることを踏まえておくとよいでしょう。

参考: 
ソフトバンクグループ「有価証券報告書」 
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

中途採用の間口が狭いから?

「中途採用の間口が狭い」という噂は、誤りです。ソフトバンクグループでは例年、採用数の9割以上を中途入社者が占めており、むしろ中途採用が中心の採用構造となっています。

有価証券報告書(第46期、2026年3月期)によると、ソフトバンクグループは「例年、採用数の90%以上が中途入社者となっており、概ね、同比率で管理職登用されています」と明記しています。つまり中途入社者にとって、新卒一括採用を軸とする企業よりもむしろ門戸が開かれており「間口が狭い」という噂は実態と異なるといえます。

採用情報によると、ソフトバンクグループが職種を問わず高水準の専門性や論理的思考力を必須要件として公式に掲げており、求められる水準が明確に高いことがあげられます。これが、中途採用の間口が狭いと噂されてる背景といえるでしょう。加えてプロフェッショナル採用を行っているため定期的なジョブローテーションは起こりにくく、応募もポジション単位で受け付ける形をとっています。これらから、職種を一括採用する企業と比べて募集の見え方が限定的になりやすいことも、間口が狭いという印象につながっていると考えられます。

参考: 
ソフトバンクグループ「有価証券報告書」 
ソフトバンクグループ「採用情報」 
厚生労働省「雇用動向調査

スキルアップに繋がりにくいから?

「スキルアップに繋がりにくい」という噂は、必ずしも真実とはいえないでしょう。公式によるとキャリア開発・研修に関する制度が充実していることが確認できています。

有価証券報告書(第46期、2026年3月期)によると、ソフトバンクグループは上長との継続的な1on1ミーティングや、同僚からの多面的な360度レビューなど「個々の気づきの機会を提供する」キャリア開発支援を行っており、「フリーエージェント制度」「ソフトバンクアカデミア」「ソフトバンクイノベンチャー」といった人材育成制度も整備しています。同資料には資格取得支援について「2025年度には、約11%の社員に対して支援を行いました」との記載もあります。

「スキルアップにつながりにくい」と言われる背景には、「ソフトバンク」という名前がグループ会社や販売代理店まで広く共有されており、そこで働く人の声が混在しやすいことがあります。加えて、通信キャリアは設備やシステムの外注比重が大きく、社内独自のツールや業務フローも多いため、身につけた経験が社外で通用しにくいと受け止められやすいことも影響していると考えられます。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

部署によって働き方の差が大きいから?

「部署によって働き方の差が大きい」という噂は、必ずしも真実とはいえないでしょう。全社的な勤務制度の整備は確認できますが、部署別の労働時間や休暇取得のばらつきを示す公式データは確認できませんでした。

有価証券報告書(第46期、2026年3月期)によると、コアタイムを設けないスーパーフレックス制度や在宅勤務など、全社一律の勤務環境整備が行われています。また、「年に1回、全社員を対象とした満足度調査を実施」しており、ソフトバンクグループでは全社員の96%が回答したとされていますが、部署別のスコアなど部署間の差を示す詳細な開示は見当たりません。

戦略的投資持株会社としての管理・投資部門と、グループ内の事業運営に近い部門とでは業務特性が異なるため、実際の働き方に差が生まれやすいという受け止め方が背景にあると考えられます。配属部署によって働き方が変わりうる点は、面接の場で具体的に確認しておくとよいでしょう。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

トップダウン経営に依存し独特だから?

「トップダウン経営に依存し独特である」という噂は、一部事実です。会社自身が孫正義氏個人への依存リスクを公式に認めている一方、後継体制についての議論・対応策も講じられているため、必ずしも全面依存しているとは言い切れません。

有価証券報告書(第46期、2026年3月期)の「事業等のリスク」には、「当社の経営において中心的な役割を担っている代表取締役 会長兼社長執行役員 孫 正義に不測の事態が生じた場合には、当社の活動全般に支障が生じる可能性があります」と明記されています。同時に、「このような不測の事態が発生した場合における意思決定プロセスへの影響を最小限に留めるため、コンティンジェンシープランを策定しています。また、指名報酬委員会において、サクセッションプランについても定期的に議論しています」とも記載されています。

創業者である孫正義氏が代表取締役 会長兼社長執行役員として投融資委員会の委員も務め、重要な投資判断の中心にあり続けていることが、「孫正義氏個人に依存した経営」という社風のイメージにつながっていると考えられます。トップダウンの意思決定スピードを魅力と捉えられるかどうかは、個人の志向によって分かれる部分といえるでしょう。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

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ソフトバンクグループに向いている人の特徴

ソフトバンクグループに向いている人は、完璧な計画よりもスピードと個人の推進力で成果を出したい人です。世界中の最先端技術をビジネスに変える機会や、数字と構造で経営層を動かす提案力を磨きたい人も、ソフトバンクグループで活躍しやすいでしょう。

まず動いて軌道修正しながら成果が出せる人
世界中の最先端の技術やビジネスに興味がある人
数字と根拠を使って、新たな試みができる人

まず動いて軌道修正しながら成果が出せる人

ソフトバンクグループに向いているのは、完璧な計画を待つよりも、まず動いて軌道修正しながら成果を出せる人です。

ソフトバンクグループでは成果創出のためにスピード感をもって事業を推進したり、急な方向転換を求められることが多々あります。有価証券報告書(第46期、2026年3月期)にあるとおり、大規模な投資判断や事業方針は経営トップの意思決定によって短期間で方向転換されることがあり、プランを作り込んでも成果に直結しそうでなければ方向展開を余儀なくされる環境です。その環境で求められるのは完璧な事前計画力ではなく、現場で実践を積み重ねながら成果創出できる軌道修正力・リカバリー力といえます。

こうした環境では、完璧な仕込みよりも、ある程度の品質まで作り切ったら、その後は現場で検証しながら改善していくプロトタイピング思考や、短い期間で改善を行う高速でPDCAを回す力が求められます。「市場にぶつけて失敗から学ぶ」というスタンスを重視したい人にとって、ソフトバンクグループはやりがいのある環境といえるでしょう。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

世界中の最先端の技術やビジネスに興味がある人

ソフトバンクグループに向いているのは、国内の技術や事業だけでなく、世界中の最先端の技術やビジネスに興味がある人です。

ソフトバンクグループ(ソフトバンク・ビジョン・ファンドなど)は、世界中の最先端AI・IT企業に出資しています。事業セグメントによると、AIモデル(OpenAI)・AIチップ(Arm・Ampere)・AIインフラ・フィジカルAI(ロボティクス)という4領域を中心に投資を行っています。

社員には、PayPayやLINEヤフー、PayPay証券、SB C&Sなど、グループ内の多様なアセットを組み合わせて「セット提案」を作る構想力や、海外の先端ツールを日本の大手企業向けに提案・導入させるブリッジスキルを磨く機会が与えられます。

自社主導の技術研究や自社アセットの拡張に強みを持つ競合他社と異なり、ソフトバンクグループは他社や海外の最新技術を巻き込んで一気に事業領域を広げる構築力に長けています。世界中の技術動向を追いかけながら、それを日本市場でのビジネスに落とし込むことに関心がある人にとって、魅力的な環境といえるでしょう。

参考:ソフトバンクグループ「事業セグメント

数字と根拠を使って、新たな試みができる人

ソフトバンクグループに向いているのは、前例のない課題に対して、数字と根拠から自ら答えの筋道を立てられる人です。

バリューのページによると、同社は行動指針として「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」の5つを掲げ、変化の激しい事業環境で勝ち抜くための指針と位置づけています。なかでも「逆算」が明記されている点が特徴で、目標から現在を組み立てる思考が日常業務の前提に置かれていることがうかがえます。

また公式の採用情報では、職種やポジションを問わず、前例のない課題に数字と根拠をもって取り組める論理的思考力が必須要件として掲げられています。特定の職種に限った条件ではなく全ポジション共通の条件とされているため、正解の定まっていないテーマを自分で構造化し、根拠を示しながら前に進められる人ほど、評価につながりやすい環境だと考えられます。

参考: 
ソフトバンクグループ「バリュー」 
ソフトバンクグループ「採用情報

ソフトバンクグループに向いていない人の特徴

ソフトバンクグループに向いていない可能性のある人の特徴は、事前に失敗パターンを潰し切る緻密な計画運用や、多層的な決裁ラインでの合意形成を得意とする人です。また、誰がやっても同じ品質が出る業務フローの設計を志向する人も、ソフトバンクグループの風土にはあまり馴染みにくいかもしれません。

自社プロダクトを自分の手で作り、育てることに手応えを感じたい人
一つの事業を長期的に育て切ることに価値を置く人
国内市場に軸足を置いて働きたい人

自社プロダクトを自分の手で作り、育てることに手応えを感じたい人

ソフトバンクグループにあまり向いていない可能性があるのは、自社のプロダクトやサービスを自分の手で作り、育てていくことに手応えを感じたい人です。

同社の戦略に関する公式ページによると、自らを「情報革命の資本家」と位置づけ「群戦略」の下で、特定の分野で優れたテクノロジーやビジネスモデルを持つ企業群が結び付く「戦略的シナジーグループ」を形成しています。この構造では、群を構成する投資先や子会社が自律的に成長することが前提であり、持株会社の役割は投資先の企業価値、ひいては自社の保有株式価値を高めることに置かれています。

またソフトバンクグループ本体は戦略的投資持株会社として、直接または子会社を通じて投資活動を行う立場にあります。つまりサービスの開発や運営そのものは投資先やグループ各社が担っているのです。

このことから、ものづくりの当事者として現場に立ち続けたい人とは日々向き合う仕事の対象そのものが異なります。プロダクト開発やサービス運営に軸足を置きたい場合は、ミスマッチになってしまうことが懸念されます。

参考:ソフトバンクグループ「戦略

一つの事業を長期的に育て切ることに価値を置く人

ソフトバンクグループにあまり向いていない可能性があるのは、一つの事業を腰を据えて長期的に育て切ることに価値を置く人です。

同社の理念・ビジョン・戦略のページによると情報革命における最先端の分野がパソコンからインターネット、ブロードバンド、スマートフォンへと変遷してきたなかで、常にその変化の最前線に立ち、それに合わせてビジネスモデルを進化させてきたと説明しています。

そして現在は、ビジョン・ファンドなどを通じて、AIという投資テーマに基づき世界中の企業に投資を行う段階にあります。また同社のバリューのページによると、行動指針としても「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」の5つを掲げ、変化の激しい事業環境で勝ち抜くための指針と位置づけています。

これらのことから、一つの事業に長く関わり続けることよりも、時代ごとにテーマを切り替えていく前提の環境であるため、腰を据えた育成にやりがいを見出したい人とは時間軸が合わない可能性があります。

国内市場のみに軸足を置いて働きたい人

ソフトバンクグループにあまり向いていない可能性があるのは、国内市場のみを相手に仕事をし、軸足をおきたい人です。同社の公式ページによると、ビジョン・ファンドなどを通じて世界中の企業に投資を行っており、各分野のNo.1企業とのパートナーシップによって持続的な成長を目指すと説明しています。

また公式の採用ページでも、職種やポジションを問わず、世界トップクラスの企業とビジネスができるコミュニケーション能力を必須要件として掲げています。さらに、勤務地については、同ページのFAQで基本的には海外グループ会社への出向の可能性があると説明されています。

こういったことから、日々向き合う相手は海外の投資先やパートナー企業が中心となるため、国内の顧客や市場を相手に専門性を積み上げたい人には業務の対象が想定と異なる可能性があります。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

ソフトバンクグループによくある質問

ソフトバンクグループへの転職でよくある質問を洗い出しました。「中途採用の難易度」「ソフトバンクとの違い」「実際の働き方」など、気になることがある方はチェックしてみましょう。

中途採用の難易度や求められるスキルは厳しいですか?

ソフトバンクグループの選考難易度は高いといえます。投資ファンドとしての機能が中心のため、総合職・事務職の一括採用ではなく、即戦力となる「プロフェッショナル採用」がメインです。

なお、グローバル投資を展開するため、ビジネスレベル以上の英語力も重視されます。専門スキルだけでなく、変化の激しい環境に適応できる柔軟性とスピード感、孫正義氏をはじめとする経営陣のビジョン(AI革命など)への理解が評価の分かれ目になりやすいでしょう。

参考:ソフトバンクグループ「採用情報

「ソフトバンクグループ本体」と「ソフトバンク」で年収や福利厚生にどんな違いがありますか?

ソフトバンクグループ(持株会社・投資事業)と、通信子会社であるソフトバンクとでは、年収水準・評価制度のいずれも異なります。

ソフトバンクグループの平均年収は1,319万5,551円(有価証券報告書、第46期)であるのに対し、通信子会社であるソフトバンクは日系大企業として安定したグレード制・評価体系を採用しています。福利厚生についても、ソフトバンクグループは少数精鋭のプロ組織であるため、住宅手当のような一律の制度よりも成果連動のベース昇給・業績ボーナスが手厚い一方、通信子会社側では手当類・育児支援・自社サービス割引など、働きやすさを重視した福利厚生が網羅的に整えられています。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

「激務」との噂もありますが、実際の働き方や残業状況を教えてください

ソフトバンクグループの働き方は、原則出社とリモートワーク(スーパーフレックス制度)を組み合わせたハイブリッド型です。コアタイムがないフレックス制のため、海外拠点とのミーティング時間に応じた柔軟な勤務が可能です。

有価証券報告書(第46期、2026年3月期)には、コアタイムを設けないスーパーフレックス制度や在宅勤務の導入が明記されていますが、平均残業時間そのものを示す数値の開示は確認できませんでした。部署やプロジェクトの時期(大型買収、決算期、新ファンド立ち上げ時など)によって業務量に波があり、案件進行時には深夜に及ぶ業務が発生することもあると考えられます。数年で経験と実績を積み、さらなるキャリアアップを目指す人が一定数存在する環境ともいえるでしょう。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

ソフトバンクグループの面接時に聞いておくべき質問

ソフトバンクグループへ転職するにあたって、面接の最後にある「逆質問」はアピールの場であると同時に、あなた自身が企業を評価する貴重なチャンスです。ここでは、ソフトバンクグループの面接時に聞いておくべき質問を3つご紹介します。

サクセッションプラン・意思決定体制について

聞き方のNG例

孫会長のトップダウン経営に持続性はあるのでしょうか?

聞き方のお手本例

経営の意思決定プロセスは、どのように継続性を保たれていますか?

1つ目は、経営の意思決定体制に関する質問です。

ソフトバンクグループの有価証券報告書では、代表取締役 会長兼社長執行役員 孫正義氏に不測の事態が生じた場合のコンティンジェンシープランを策定し、指名報酬委員会でサクセッションプランを定期的に議論していることが明記されています。トップの意思決定に依存する場面が多い組織だからこそ、入社後にどの範囲の意思決定を任されるのか、キーマンへの提案がどのように評価されるのかを事前に把握しておくことは、入社後のギャップを減らすうえで有効です。

NG例のように経営リスクを直接的に問う聞き方は、ネガティブな印象を与えかねません。お手本例のように意思決定プロセスの継続性を尋ねる形にすることで、経営体制への理解と関心適切に伝えられます。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

キャリア形成・人材育成制度について

聞き方のNG例

研修とかキャリアアップの制度はどれほど整っていますか?

聞き方のお手本例

「フリーエージェント制度」を活用して部署を異動された方の事例を伺えますか?

2つ目は、キャリア形成・人材育成制度に関する質問です。

ソフトバンクグループは、「フリーエージェント制度」「ソフトバンクアカデミア」「ソフトバンクイノベンチャー」といった独自の人材育成制度を整備しています。持株会社という組織上、配属できる部門・職種が事業会社に比べて限られるからこそ、こうした制度を通じてどのようにキャリアの幅を広げられるのかを具体的に確認しておくと、入社後のキャリアパスをイメージしやすくなります。

NG例のような一般的な聞き方では制度を知っているかどうかしか伝わりませんが、お手本例のように、自身が興味を持っている具体的な制度名を挙げて事例を尋ねることで、企業研究の深さと制度活用への意欲を伝えられます。

参考:ソフトバンクグループ「有価証券報告書

グローバル投資業務への関わり方について

聞き方のNG例

海外事業で活躍している人はどのようなかかわり方をしていますか

聞き方のお手本例

貴社の投資先企業と国内事業を結びつける「群戦略」にかかわるためには、どういったバリューを発揮すればよいですか

3つ目は、グローバル投資業務への関わり方に関する質問です。

ソフトバンクグループは、ソフトバンク・ビジョン・ファンドを通じて世界中のAI・テクノロジー企業に投資し、投資先企業同士を組み合わせて進化を加速させる「群戦略」を展開しています。中途入社者がこうしたグローバルな投資案件やエコシステム構築にどの段階から関わっていけるのかを確認することで、入社後に自分の専門性をどう活かせるかを具体的にイメージできます。

NG例のような聞き方では、受け身の印象を与えかねません。あくまで入社後に自身で「バリューを発揮し、その結果として関わりたいという前提を理解していることで、志望動機の強さと入社スタンスをアピールできます。

参考:ソフトバンクグループ「事業セグメント

ソフトバンクグループについての詳細

ソフトバンクグループは、投資事業を中核に据える戦略的投資持株会社です。

セグメントごとに収益の性質が異なる点が特徴で、持株会社投資事業とソフトバンク・ビジョン・ファンド事業は保有株式の評価損益が中心となる一方、国内通信を担うソフトバンク事業は通信料など実需要に基づく安定収益が柱です。半導体IPやチップ設計を手がけるAIコンピューティング事業(Arm Holdings・Ampereなど)も急拡大しており、2026年3月期の連結売上高は7兆7,986億5,000万円と、4期連続の増収となっています。

ソフトバンクグループの強みは、特定分野で最高峰の技術を持つ企業同士を資本でつなぎ、互いに進化を加速させる「群戦略」にあります。AIモデル(OpenAI)・AIチップ(Arm・Ampere)・AIインフラ・フィジカルAI(ロボティクス)の4領域に集中投資することで、AI革命全体を取り込む事業構造を築いている点が、他の通信事業者にはない特徴といえます。

事業・仕事内容

ソフトバンクグループの事業は、投資・通信・半導体という3つの異なる性質を持つ領域で構成されています。

事業分野

主な内容

持株会社投資事業国内外の多様な分野への直接投資、投資損益の獲得
ソフトバンク事業通信・広告・金融サービス(ソフトバンク・LINEヤフー・PayPayなど)
AIコンピューティング事業半導体IPのライセンス提供、AIチップの設計・供給(Arm Holdings・Ampereなど)
ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業世界のテクノロジー企業への出資、評価益・売却益の獲得

2026年3月期は、ビジョン・ファンド事業の投資利益6兆6,386億円のうち大半をOpenAIへの出資に係る利益が占めました。今後もStargate Projectをはじめとする大型AIデータセンター構築や、OpenAIへの追加出資など、AI関連領域への積極投資を継続する方針です。

参考:ソフトバンクグループ「事業セグメント

ソフトバンクグループの会社概要

会社名ソフトバンクグループ株式会社
設立1981年9月
代表者代表取締役 会長兼社長執行役員 孫 正義
資本金2,387億7,200万円
本社所在地東京都港区海岸一丁目7番1号
公式Webサイトソフトバンクグループ公式サイト
  1. 評判レポート
  2. 情報通信業

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