「五洋建設はやばい」は事実と異なる!やめとけといわれる評判の理由を徹底解説

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この記事では、五洋建設への転職を検討している方に向けて、「やばい」「やめとけ」といわれている理由をお伝えします。ネット上の噂の真偽や、その背景にある実態を調査しましたので、ぜひ本記事で正しい企業理解につなげてください。

五洋建設はどんな会社?

五洋建設は、港湾・空港・埋立・海底トンネルなどの海洋土木を中核に、国内建築と海外建設を手がけるゼネコンです。自航式の大型浚渫船やSEP船(自己昇降式作業台船)といった作業船を自社で保有し、陸上の建設会社では担いにくい海上工事を自社設備で施工しています。

海外はシンガポールに国際部門の本社を置き、香港やベトナム、インドネシアなどアジアを中心に拠点を展開しています。

本記事では、公式データと客観的な事実から評判の真相を徹底解明します。

参考:
五洋建設「会社概要
五洋建設「海外事業所

五洋建設がやばいといわれている理由とは?

五洋建設が「やばい」といわれている理由には、「年収が高い」「残業が多い」などさまざまな内容があるようです。ただし、憶測やイメージから噂が広がっている場合もあるため、公式情報から「五洋建設がやばいといわれている理由」と「その真偽」を確かめていきましょう。

五洋建設

やばいといわれている理由

年収が高いから?
残業が多いから?
不祥事や業績悪化により株価が下落した過去があるから?

年収が高いから?

「五洋建設は年収が高い」という噂は、正しいです。五洋建設の平均年収は、建設業平均・競合の東洋建設のいずれも上回る水準にあります。

有価証券報告書(2026年3月期)によると、五洋建設の平均年収は935万8,808円です。厚生労働省によると建設業の平均年収は423万1,200円であるため、五洋建設は512万7,608円上回っていることがわかります。競合である東洋建設(2025年3月期)の平均年収838万3,331円と比べても、97万5,477円高い水準です。

給与水準を押し上げている背景には、事業の専門性があると考えられます。港湾や埋立、海底トンネルといった海洋土木は、大型の作業船と特殊な施工技術が必要になるため、参入できる企業が限られる分野です。また、平均勤続年数も16.7年と、建設業の平均13.4年と比較して長い水準になっています。技術と経験を積んだ社員の比率が高く、それが給与水準にも反映されていると推測されます。

「年収が高い」という噂が「やばい」と結びつく背景には、「高給の裏側に厳しい労働環境があるのではないか」という連想が働きやすい点が挙げられるでしょう。

参考:
五洋建設「有価証券報告書
東洋建設「有価証券報告書
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

残業が多いから?

「五洋建設は残業が多い」という噂は、一部事実です。月平均残業時間は建設業の平均をやや上回るものの、競合の東洋建設と比べると下回っているためです。

有価証券報告書(2026年3月期)によると、五洋建設の月平均残業時間は15.7時間です。厚生労働省によると建設業の平均残業時間は月13.3時間であり、五洋建設はこれを2.4時間上回っています。一方、東洋建設の人財データによると月平均残業時間は29.0時間(2026年3月期)で、五洋建設はその約54%の水準にとどまります。

建設業平均をやや上回る要因には、土木・建築の施工管理という職種の業務特性が関係していると考えられます。現場ごとに工程を組み直す必要があり、雨風といった天候条件で作業が中断すれば、その分の遅れを取り戻す調整も発生します。とくに海上工事は海象条件の影響を受けやすいため、こうした調整業務が残業時間を押し上げている面があると推測されます。

「残業が多い」という噂が広まった背景には、一般的な建設業界に対する長時間労働のイメージがあると考えられます。

参考:
五洋建設「有価証券報告書
東洋建設「人財データ
厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025(令和7)年11月分結果速報

不祥事や業績悪化により株価が下落した過去があるから?

「過去に不祥事や業績悪化で株価が下落した」という噂は、一部事実です。2023年3月期に利益と株価が落ち込んだ事実は、公式資料から確認できます。しかし、それが不祥事を直接の原因とすることを示す公式資料は確認できず、その後は業績・株価とも回復しています。

有価証券報告書(2026年3月期)によると、五洋建設の経常利益は、2022年3月期の156億5,900万円から2023年3月期には14億1,500万円へと約91%減少しました。親会社株主に帰属する当期純利益は107億5,300万円から6億8,400万円へと約94%減少し、最高株価も909円から749円へと約18%下落しています。

決算期経常利益親会社株主に帰属する当期純利益自己資本比率最高株価
2022年3月期156億5,900万円107億5,300万円34.1%909円
2023年3月期14億1,500万円6億8,400万円30.9%749円
2024年3月期272億2,100万円178億7,500万円30.6%952.4円
2025年3月期188億3,900万円124億6,000万円26.1%804.6円
2026年3月期531億9,500万円346億9,200万円25.1%2,257円

出典: 五洋建設「有価証券報告書

一方で、2024年3月期以降は経常利益・当期純利益ともに回復しています。2026年3月期には経常利益531億9,500万円、当期純利益346億9,200万円と、2022年3月期を上回る水準に達しました。最高株価も2,257円まで戻しており、2023年3月期の落ち込みは一時的なものであったと読み取れます。

ただし、自己資本比率は2022年3月期の34.1%から2026年3月期の25.1%へと低下しています。財務省によると建設業の平均は47.59%であるため、業界平均を22.49ポイント下回る点に留意が必要です。

「不祥事や業績悪化で株価が下落した」との見方が広まった背景には、業績・株価の低迷期と、発注者による指名停止措置の公表時期が重複したことが挙げられます。なお、2023年3月期の減益については資材・労務費高騰など業界共通の要因が背景と推察されますが、公式資料上での詳細な要因分析は記載されていません。

参考:
五洋建設「有価証券報告書
財務省「法人企業統計調査 調査の結果

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五洋建設に向いている人の特徴

五洋建設に向いているのは、大規模な海上施工・港湾インフラのプロジェクトマネージャーを目指す人です。若手期から海外の大型インフラ・建築現場で指揮を執りたい人や、臨海部の複合開発で土木と建築をまたぐ提案・施工を手がけたい人も、五洋建設で力を発揮しやすいでしょう。

大規模な海上施工・港湾インフラのプロジェクトマネージャーを目指す人
若手期から海外の大型インフラ・建築現場で指揮を執りたい人
臨海部の複合開発で土木と建築をまたぐ提案・施工を手がけたい人

大規模な海上施工・港湾インフラのプロジェクトマネージャーを目指す人

五洋建設に向いているのは、大規模な海上施工・港湾インフラのプロジェクトマネージャーを目指す人です。

なぜなら、売上の約4割を占める国内土木事業の中核が、港湾・空港・埋立・海底トンネルといった海洋土木の分野にあるためです。国際港湾や海上空港、海底トンネルといったプロジェクトに関わる機会が多いと考えられます。

公式サイトによると、五洋建設は800トン吊のSEP型自己昇降式作業船やポンプ浚渫船、バックホウ浚渫船などを自社で保有しています。陸上の建設会社では建築や陸上土木が主流となるのに対し、五洋建設では大型の作業船を運用する施工環境に常時携われる点が特徴です。波や潮の流れといった海象条件、複雑な海底地質に合わせて工程を組み立てる技術や、大型作業船を活用した工程管理の経験は、参入障壁が高い分野だからこそ代わりのきかない強みになります。

海洋土木のトップランナーとして自社船を動かす施工ノウハウを獲得できるため、将来的に大規模な海上施工や港湾インフラの現場を指揮するプロジェクトマネージャーを目指す人に最適です。

参考:
五洋建設「決算短信
五洋建設「保有作業船

若手期から海外の大型インフラ・建築現場で指揮を執りたい人

五洋建設に向いているのは、若手期から海外の大型インフラ・建築現場で指揮を執りたい人です。

その理由は、海外事業を現地任せにせず、国際部門のシンガポール本社で自ら統括しているためです。国内の総合職が海外の現場を回す体制のため、若手に配分される海外ポストの数そのものが多くなると考えられます。

公式サイトによると、五洋建設はシンガポールに国際部門の本社を置き、香港・ベトナム・インドネシア・マレーシア・タイ・ミャンマー・モザンビークなどに事業所を展開しています。若手の段階からグローバルな現場へ配属され、多国籍なエンジニアや作業員をまとめるマネジメント力、英語での交渉力、国際標準の契約体系に基づく施工管理の実務経験を早期に磨くことができます。

そのため、若手のうちから挑戦できる海外現場が豊富にあり、国際的な施工管理の実務スキルを鍛えられるため、将来的に海外拠点や国際事業部門の幹部を目指す人にとって理想的な環境といえます。

参考:
五洋建設「決算短信
五洋建設「海外事業所

臨海部の複合開発で土木と建築をまたぐ提案・施工を手がけたい人

五洋建設に向いているのは、臨海部の複合開発で土木と建築をまたぐ提案・施工を手がけたい人です。

なぜなら、海洋土木と国内建築という2つの柱をあわせ持ち、臨海部では基盤整備から上物の建築までを一体で担える事業構造になっているためです。

公式サイトによると、五洋建設は、埋立や地盤改良などの海洋土木技術と、物流施設・生産施設などの建築施工ノウハウの両方を自社内に蓄積しています。これにより、用地の基礎固めから上物(建物の建設)までを一貫して手がけることができ、単一の建築工事や陸上土木工事にとどまらない総合的な施工管理を経験できます。基礎・地盤といった土木側の知見と、構造・設備を扱う建築側の知見を横断的に持った技術者は、臨海エリアの大規模開発で非常に高く評価されます。

土木と建築の両方の技術ノウハウを活用できるため、ウォーターフロントの再開発や複合開発プロジェクト全体を統合して指揮する立場を目指す人に最もマッチする環境です。

参考:五洋建設「よくあるご質問

五洋建設に向いていない人の特徴

五洋建設に向いていない可能性があるのは、首都圏の超高層ビルやランドマーク建築の意匠設計を突き詰めたい人です。また、分譲マンションの企画・設計・施工でノウハウを極めたい人や、北米・欧州といった先進国市場の民間建築・開発事業に挑みたい人も、五洋建設の事業構造にはなじみにくいでしょう。

首都圏の超高層ビル・ランドマーク建築の意匠設計を突き詰めたい人
分譲マンションの企画・設計・施工でノウハウを極めたい人
北米・欧州など先進国市場の民間建築・開発事業に挑みたい人

首都圏の超高層ビル・ランドマーク建築の意匠設計を突き詰めたい人

五洋建設に向いていない可能性があるのは、首都圏の超高層ビル・ランドマーク建築の意匠設計を突き詰めたい人です。

その理由は、建築部門の中心が工場・物流施設・医療福祉施設などの産業用建築にあり、都市部の超高層オフィスビルや大規模再開発の比率が相対的に低いためです。

決算短信(2026年3月期)公式サイトによると、五洋建設の強みは海洋土木や海外インフラ、臨海部開発などに置かれています。施工実績を見ても港湾整備や埋立地に関連する施設が多く、首都圏の超高層ビルや複合商業施設の設計・施工を数多く手掛ける大手総合ゼネコンや組織設計事務所とは、中核とする事業領域が異なります。

そのため、首都圏の超高層建築の意匠設計を中心にキャリアを積みたいと考えている場合、海洋土木や臨海部開発を強みとする同社の事業構造とはミスマッチが生じる可能性があります。

参考:
五洋建設「決算短信
五洋建設「プロジェクト

分譲マンションの企画・設計・施工に特化してノウハウを極めたい人

五洋建設に向いていない可能性があるのは、分譲マンションの企画・設計・施工に特化してノウハウを極めたい人です。

なぜなら、五洋建設の主軸事業は、海洋土木や陸上土木、大型の物流・生産施設といった産業用建築であり、分譲マンションなどの集合住宅を中心とした事業展開ではないためです。

公式サイトの実績を見ても、メインとなるのは大規模なインフラや産業関連施設です。分譲マンションで求められる「居住者目線の内装・空間設計」や「住宅特有の密着した品質管理」を中心にスキルを磨く環境とは、対象とする構造物のスケールや業務の進め方が大きく異なります。

そのため、集合住宅の専門家としてノウハウを深めたい人にとっては、事業ポートフォリオと目指すキャリア像にズレが生じる可能性があります。

参考:
五洋建設「決算短信
五洋建設「プロジェクト

北米・欧州など先進国市場の民間建築・開発事業に挑みたい人

五洋建設に向いていない可能性があるのは、北米・欧州など先進国市場の民間建築・開発事業に挑みたい人です。

その理由は、五洋建設の海外事業は東南アジアなどのアジア圏およびアフリカ地域を中心としており、欧米の先進国エリアには事業拠点を設けていないためです。

公式サイトの海外拠点の案内によると、海外事業所はシンガポール、香港、ベトナム、インドネシア、マレーシア、タイ、モザンビークなどに配置されています。海外案件の実績自体は非常に豊富ですが、進出エリアの軸足はアジア地域にあり、北米や欧州で現地主導の民間建築・開発プロジェクトに携わる機会は限られています。

欧米先進国の法規制や市場環境のもとで大規模建築・不動産開発を動かすキャリアを希望する場合は、該当地域に自社拠点や事業基盤を持つ企業を選ぶほうがマッチしやすいでしょう。

参考:五洋建設「海外事業所

五洋建設によくある質問

五洋建設への転職でよくある質問を洗い出しました。「転勤や現場異動はどのくらいあるのか」「福利厚生には何があるのか」など、気になることがある方はご確認ください。

転勤や現場異動の頻度・範囲はどのくらいですか?

総合職は、国内全域および海外への異動・転勤があります。一般的なモデルケースでは、赴任エリア内で工事の着工・竣工に応じて現場異動を重ね、3~5年程度でエリア管轄外への異動が発生します。なお、住居移転を伴う転勤がない「担当職」や「配偶者転勤同行勤務地変更制度」も用意されています。

参考:
五洋建設「よくあるご質問
五洋建設「採用情報・選考プロセス

福利厚生にはどんなものがありますか?

五洋建設では、住まいに関する支援と財産形成の支援を中心に、各種制度が福利厚生として整備されています。全国に寮・社宅が完備されており、社宅外の総合職には住宅手当も支給されます。財産形成支援として財形貯蓄や従業員持株会、退職金(企業年金基金)が整備されているほか、保養所利用や人間ドック補助なども用意されています。

参考:五洋建設「よくあるご質問

中途採用の選考フローを教えてください。

中途採用の選考フローは、「各求人ページからの応募(履歴書・職務経歴書提出)→書類選考→1次面接(原則対面式)適性検査→役員面接(対面式)→内定」です。配属支店やポジションにより面接回数や具体的な選考ステップが異なる場合があるため、詳細は各求人の募集要項をご確認ください。

参考:五洋建設「採用情報

五洋建設の面接時に聞いておくべき質問

五洋建設へ転職するにあたって、面接の最後にある「逆質問」はアピールの場であると同時に、あなた自身が企業を評価する貴重なチャンスです。ここでは、五洋建設の面接時に聞いておくべき質問を3つご紹介します。

海洋土木(マリコン)の強みと海外展開に関する質問

聞き方のNG例

海外市場での売上拡大を目指しているとのことですが、今後の海外事業は具体的にどのようなスケジュールで推進していく予定でしょうか?

聞き方のお手本例

シンガポールでの大型インフラ工事など海外海洋土木に強い貴社ですが、若手施工管理として海外現場に挑戦する際、どのような役割から任されることが多いでしょうか?

1つ目は、「海洋土木(マリコン)の強みと海外展開」に関する質問です。

NG例は、IR資料や中期経営計画書などを読めば書かれている事業スケジュールをそのまま面接官に尋ねてしまっています。企業分析の不足や「調べればわかることを質問する準備不足な求職者」という印象を与えかねません。質問を通じて自分の意欲をアピールする機会を逃している点が問題です。

お手本例は、五洋建設の最大の強みである海外の海洋土木実績(特にシンガポール等での大型案件)に触れたうえで、「入社後に若手技術者としてどう貢献できるか」「現場でどのような役割を担うか」という主体的なキャリア視点から質問できています。企業の強みを正確に理解したうえで、自ら海外現場に飛び込んで挑戦したいという高い意欲と当事者意識が面接官に力強く伝わります。

五洋建設は海洋土木(マリコン)大手であり、シンガポールの臨海インフラ海外工事などで豊富な実績を誇ります。グローバルな現場で若手が早期にどのような役割を期待されるのかを把握することで、入社後のキャリアビジョンをより明確に描けるでしょう。

参考:
五洋建設「決算短信
五洋建設「海外事業所

SEP船(作業台船)の活用と施工技術に関する質問

聞き方のNG例

洋上風力発電で貴社の大型SEP船が活躍していると聞いたのですが、やはり他社の作業船に比べてSEP船の操縦や施工は難しいのでしょうか?

聞き方のお手本例

洋上風力発電向け大型SEP船をいち早く導入されていますが、洋上風力施工の現場において、従来の港湾土木と異なる技術的難しさや工夫があれば教えていただけますか?

2つ目は、「SEP船(作業台船)の活用と施工技術」に関する質問です。

NG例は一見すると自社設備に興味を持っているように見えますが、「難しいですか?」という単調で抽象的な問いにとどまっており、施工管理や技術職としての専門的な探求心が浅く見えてしまいます。面接官からすると「YES/NO」や「難しいです」で会話が終わってしまい、深みのある対話に発展しにくい質問です。

お手本例のように、自社保有の技術設備(SEP船など)に具体的に言及し、現場での技術的課題や工夫を掘り下げるアプローチをとることがポイントです。自社の先進的な設備投資や事業展開に強い関心を持ち、最先端の現場技術に触れたいという技術者・施工管理としての探究心の高さが伝わります。

洋上風力発電分野において、五洋建設は大型SEP船(自己昇降式作業台船)を保有・稼働させる企業の1社です。気象・海象条件の影響を大きく受ける洋上施工特有の難易度や現場での創意工夫を知ることで、最先端技術に挑む姿勢や現場でのリアルな課題感を捉えることができます。

参考:五洋建設「保有作業船

建築事業における強みと案件の特徴に関する質問

聞き方のNG例

海洋土木の印象が強いですが、建築事業においてはどのような強みを出して他社ゼネコンとの競合に勝とうとしているのでしょうか?

聞き方のお手本例

臨海部の大型物流施設や生産施設など、独自の強みを生かした建築案件が多く見られますが、建築現場において他社と差別化を図るうえで重要視されている点を教えてください。

3つ目は、「建築事業における強みと案件の特徴」に関する質問です。

NG例の「他社に勝つための強みは何か」という問い方は、企業の事業ポートフォリオに対する配慮に欠け、やや批判的・上から目線の不躾な印象を与えてしまうリスクがあります。また、海洋土木以外の事業に対する理解が浅いまま質問していると感じさせかねません。

お手本例は、五洋建設の建築事業が持つ「臨海部の地盤技術を応用した大型物流施設・生産施設・医療福祉施設」という独自の強みを正しく把握したうえで質問できています。強みをポジティブに捉え、現場の施工管理レベルでどのような工夫やこだわり(差別化)を持ってモノづくりに臨んでいるのかを問いかけることで、建築職としての深い企業研究と熱意を示すことができます。

五洋建設の建築事業は、臨海部の地盤技術を活かした大型物流施設や工場、医療・福祉施設などに強みを持っています。土木だけでなく建築領域での自社ならではの強みやアプローチを理解することで、建築職志望者としての理解の深さを示せます。

参考:
五洋建設「決算短信
五洋建設「プロジェクト

五洋建設についての詳細

五洋建設は、国内土木・国内建築・海外建設の3事業を主軸に展開する準大手ゼネコンです。港湾・空港・埋立・海底トンネルなどの海洋土木を得意としています。大型の浚渫船やSEP型自己昇降式作業船を保有し、作業船と施工技術を自社でそろえられる体制が強みです。

参考:
五洋建設「会社概要
五洋建設「保有作業船

事業・仕事内容

五洋建設の中核事業は、国内土木事業です。港湾・空港・埋立・海底トンネルといった海洋土木を軸に、道路や橋梁などの陸上土木も手がけています。

また、国内建築事業では、臨海部の物流施設や生産施設、医療福祉施設などを中心に施工しています。海洋土木で培った地盤・基礎の技術を活かせるため、臨海エリアの開発では基盤整備から建物の施工までを一体で担える体制です。

海外建設事業は、シンガポールを中心とした東南アジアで港湾や埋立、大型建築の工事を請け負っています。国内で蓄積した施工技術と作業船の運用ノウハウを、海外の大型インフラ案件へ展開する構造です。

参考:五洋建設「決算短信

五洋建設の会社概要

会社名五洋建設株式会社
設立1950年4月
代表者代表取締役社長 清水 琢三
資本金304億4,900万円
本社所在地東京都文京区後楽2-2-8
公式Webサイト五洋建設
IR・財務情報
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  2. 建設業

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