富士通の転職・中途採用情報!求める人物像や選考対策をIR資料から徹底解説!

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富士通への転職を検討している方に向けて、有価証券報告書(有報)や公開データの数字をもとに企業の経営状況から年収水準・将来性、さらに働く環境としての魅力を調査しました。

専門的な視点で、平均年収や福利厚生、中途採用(キャリア採用)の選考フロー・対策方法など幅広い転職情報を整理してお伝えしていきます。

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富士通はどんな会社?——事業・会社規模

富士通は、年間売上収益3兆5,029億7,100万円(連結)を稼ぐ、国内ITサービス市場で売上規模トップクラスの企業です。かつて主力としていたハードウェアの製造・販売や国内向けのシステム受託開発から脱却し、現在はソフトウェアとコンサルティングを軸としたグローバル企業への変革を進めています。事業内容・会社規模・財務状況を解説します。

富士通の事業と収益の仕組み

富士通は、コンサルティングやクラウド、システムインテグレーションを提供する「サービスソリューション」を主力とする企業であり、同事業が外部収益の66.1%を占めています。世界最高水準の性能を誇るスーパーコンピュータ「富岳」に象徴されるように、独自の技術基盤とコンサルティングを掛け合わせることで、デジタルテクノロジーを通じた社会全体の持続可能性(サステナビリティ)への貢献を目指している会社です。

富士通の収益モデルは以下のとおりです。

  • 企業や官公庁がシステムの構築・運用やクラウドサービスを富士通に委託する
  • 構築費用や月々の利用料・保守料を富士通が受け取る
  • 人件費や設備費などのコストを差し引いた差額が利益になる

このモデルが成り立つ理由は、社会インフラを支える大規模システムの保守・運用で培った知見と、自社で研究開発する先端テクノロジーの両方を保有している点にあります。有報では、成長領域であるサービスソリューションのビジネスに貢献するテクノロジーとして「Computing」「AI」「Network」「Data&Security」「Converging Technologies」の5領域を重点領域に位置づけており、当連結会計年度の研究開発費は1,373億円に達しています。長年の顧客基盤と自前の技術基盤の組み合わせは、他社が短期間で再現しにくい参入障壁になっていると考えられます。

市場環境としては、業種の枠を超えてデータを掛け合わせる事業ブランド「Fujitsu Uvance」を軸に、企業のDX需要を取り込む段階にあります。今後は、サービスソリューションの収益性をさらに高めながら、M&A(企業の合併・買収)と研究開発への投資を通じて成長領域へ資源を振り向けていくことが見込まれます。

参考:富士通「事業内容」

富士通の売上・社員数・拠点数

ここからは富士通の会社規模について解説します。以下の企業データを確認することで、「どれくらいの規模の組織に入るか」がイメージしやすくなるでしょう。

  • 売上高:3兆5,029億7,100万円(連結)
  • 社員数:3万2,224人(単体)
  • 拠点数:国内は北海道から沖縄まで8地域にオフィスを展開
  • 現金及び現金同等物:4,503億6,600万円(連結)

これらの数字から、国内に幅広く拠点を持ちながら、潤沢な手元資金を有する大規模な企業であることがわかります。売上高・社員数の規模から、スケールの大きい組織で働ける環境といえます。

出典: 
富士通「有価証券報告書」 
富士通「拠点情報」

直近5年の売上推移

直近5年の売上は3兆5,000億円台を中心に増減を繰り返しており、事業ポートフォリオの入れ替えを進める転換期にあります。

期

売上高

前期比

第122期(2022年3月期)

3兆5,868億3,900万円

—

第123期(2023年3月期)

3兆7,137億6,700万円

+3.54%

第124期(2024年3月期)

3兆4,769億8,500万円

-6.38%

第125期(2025年3月期)

3兆5,501億1,600万円

+2.10%

第126期(2026年3月期)

3兆5,029億7,100万円

-1.33%

出典:富士通「有価証券報告書」

この変化の主な要因は、以下が考えられます。

  • 事業ポートフォリオの入れ替え:デバイス事業を非継続事業に分類し、新光電気工業や富士通ゼネラルなどをグループ外へ移している
  • サービス事業への軸足の移動:サービスソリューションの外部収益が前期の2兆2,114億8,300万円から2兆3,147億9,300万円へ増加している
  • 海外事業の構造改革:欧州およびアジアパシフィック地域で構造改革を進め、収益性の改善を図っている

売上が伸びているフェーズと安定期に差し掛かっているフェーズとでは、入社後に積める経験やスキル、キャリアが異なります。拡大・転換フェーズであれば、事業の見直しに伴って新しいポストや役割が生まれるため、早期に難度の高いテーマを任されるチャンスがあります。一方で安定期であれば、教育体制やリソースが整った環境で、特定の領域を深く探究し、スペシャリストとしての市場価値を高めることができます。

富士通の平均年収はいくら?

富士通の平均年収は1,012万2,665円で、全国平均の約2.6倍、情報通信業界平均を543万665円上回る高水準です。以下、推移や比較データを詳しく解説します。

富士通の平均年収は1,012万2,665円

全国平均・業界平均を大きく上回っており、待遇水準は高い部類に入ります。

比較対象

平均年収

富士通との差

富士通

1,012万2,665円

—

全国平均(厚生労働省)

396万4,800円

615万7,865円

情報通信業界平均

469万2,000円

543万665円

出典: 
富士通「有価証券報告書」 
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

直近の年収推移

直近の年収推移は、2024年度に一時減少したものの、2025年度には大きく回復・上昇しています。入社後も待遇が改善していく可能性も十分にあります。

年度

平均年収

前年比

2023年度

965万4,460円

—

2024年度

929万1,084円

-36万3,376円

2025年度

1,012万2,665円

+83万1,581円

出典:富士通「有価証券報告書」

直近の報酬水準の上昇の背景としては以下の要因が考えられます。

  • 労働市場を第一義とした報酬設計:職務・ポジションの価値に基づき、マーケットベンチマークを踏まえた報酬水準を設定している
  • グローバル水準への引き上げ:2023年4月にグローバル企業を対象としたベンチマーク結果を踏まえ、従業員の年収ベースの報酬額を平均7%引き上げている
  • 専門人材向けの処遇制度:サイバーセキュリティやAI、データサイエンスなどの領域で報酬を加算する「高度専門職系人材処遇制度」を導入している

富士通の働く環境は?

富士通は自己資本比率59.6%(連結)と財務基盤が安定しています。また、テレワークを標準としたスーパーフレックス制を導入しており、男性育休取得率は94.1%に達しています。以下、各項目を詳しく解説します。

財務データから見る経営の安定性と成長性

富士通は、規模の拡大よりも事業の入れ替えで稼ぐ力を高めている構造転換期の会社です。2025年度の連結売上収益は3兆5,029億円で、うちコンサルティングやクラウド、システムインテグレーションを担うサービスソリューションが外部収益の66.1%を占めます。主軸がハードウェアからサービスへ移る過程にあるため、若手のうちから顧客の業務そのものを設計し直す上流の案件に関わりやすい環境と考えられます。

財務の土台は厚く、腰を据えて挑戦できる状態にあります。自己資本比率(会社が自前のお金で事業を賄っている割合)は59.6%で前期の49.8%から9.8ポイント改善し、手元の現金及び現金同等物は4,503億円、総資産の13.2%にあたります。本業で稼いだ現金を示す営業活動によるキャッシュ・フローは3,381億円で前期比11.3%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は4,494億円と前期の約2.0倍です。目先の資金繰りに追われにくいぶん、中期のテーマに腰を据えて取り組める環境と考えられます。

成長投資はソフトウェアとM&Aに寄せられています。無形資産の残高は2,364億円に積み上がっており、研究開発費は1,373億円、M&Aによるのれんの取得は447億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは事業売却の収入を含め1,444億円のプラスで、資金を成長領域へ組み替えています。従業員数(単体)は5年で3万4,430人から3万2,224人へ緩やかに減少する一方、ジョブ型人材マネジメントのもとで社内ポスティングやUdemy Business(利用者割合28.9%)などの仕組みがあり、制度を活用してスキルを身につけられる環境と考えられます。

中長期では、サービス事業の収益性改善を軸に増益基調が続くと考えられます。売上収益は2021年度の3兆5,868億円から2025年度は3兆5,029億円と4年平均0.6%減、直近期も1.3%減ですが、デバイス事業の非継続事業化や子会社譲渡の影響が大きく、本業の実質的な利益を示す調整後営業利益は、直近1年(2024→2025年度)で3,072億円から3,905億円へ27.1%増えました。牽引役はサービスソリューションで、同セグメントの調整後営業利益率も直近1年で12.9%から15.4%へ上昇しています。富士通は「Computing」「AI」「Network」「Data&Security」「Converging Technologies」を重点テクノロジーに据えており、若手にとっては大企業の資金力と先進テクノロジーに触れながら成長メリットを享受できる環境といえます。

参考:富士通「有価証券報告書」

育休取得率・管理職女性比率・男女賃金差異

育休取得率・管理職女性比率・男女賃金差異を一覧化したものです。

指標

男性育休取得率

管理職女性比率

男女賃金差異(女÷男)

富士通

94.1%

13.1%

79.2%

富士通の男性育休取得率は94.1%で、全国平均の40.5%(2024年度)を大きく上回る水準です。管理職女性比率は13.1%で、情報通信業界平均の15.0%(2024年度)をやや下回りますが、富士通グループ全体では17.5%(2025年度見込み)まで上昇しており、2026年度に20%とする目標が掲げられています。

男女賃金差異は79.2%(女性が男性の79.2%水準)で、有報では同一労働の賃金に差はなく、ジョブ(職責)レベルごとの人数構成の差によるものと説明されています。これらの指標から、育児と仕事の両立はしやすい一方、女性の管理職登用は改善の途上にあると読み取れます。

出典: 
富士通「有価証券報告書」 
厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」

福利厚生

富士通の福利厚生は、社員一人ひとりの自律的なキャリア形成を支える環境整備を重視している点が特徴です。特に、社内ポスティング制度やグローバルビジネスリーダー育成プログラムなど、キャリアを切り拓くための仕組みが充実しています。また、出産育児サポート休暇やカフェテリアプランなど、生活の基盤を支える制度も幅広く整っています。

カテゴリ

福利厚生

住宅関連

・住宅支援制度(新入社員寮、独身者
・家族扶養者向け家賃補助)
・住宅取得補助を目的とした財形制度
・財形貯蓄
・奨励金(住宅購入等の貯蓄残高に応じ年1回奨励金支給)
・転貸管理サービス

活動学習関連

・社内ポスティング制度/FA制度
・オンデマンド教育(専門性、マインド研修)
・グローバルビジネスリーダー育成
・学習プラットフォーム(Udemy Business、LinkedInラーニング)
・キャリアカウンセラーによるキャリア面談

育児・介護等に関する制度

・産前産後休暇
・育児休職制度
・出産育児サポート休暇(配偶者の産前産後8週間以内に20日間)
・育児短時間勤務(子が小学校6年生まで)
・子の看護休暇
・事業所内保育所の設置
・介護、介護準備休職制度(最長1年)
・介護短時間勤務
・介護休暇

休暇に関する制度

・年次有給休暇(毎年20日付与、翌年まで繰り越し可能で最大40日、半日単位取得可)
・積立休暇(療養
・ボランティア
・子の看護
・家族介護等、最大20日まで積立可)
・リフレッシュ休暇(勤続10年
・20年
・30年時に5日間)
・慶弔休暇

働き方に関する制度

・テレワーク
・スーパーフレックスタイム制
・サテライトオフィス
・ドレスコード(服装規定)の自由化

その他

・福利厚生ポイント制度(カフェテリアプラン/毎年20,000円相当のポイントを付与)
・通勤費補助(実費全額補助)
・団体保険制度
・ファミリーアシスト給付(家族手当、月額12,000円/扶養家族1名当たり、最大5名まで)
・従業員持株会
・奨励金(1,000円から加入可、最大15%の奨励金)
・企業年金、確定拠出年金
・各種保養施設
・社内食堂
・カフェ
・スポーツクラブ利用補助
・健康診断費用補助

キャリア関連の制度が手厚いのは、社員が自らの意思でポジションを選べる状態をつくることを重視しているためです。「社内ポスティング制度」では公開されたポジションに自ら手を挙げて挑戦できるほか、「FA制度」により一定の条件を満たした社員が自身の経歴を登録し、他部門からのスカウトを受けることも可能です。組織の枠を越えた人材の流動化を促し、適材適所の配置を実現しています。

また、グローバルな視点で業務をリードできる人材を育てるため、選抜された次世代リーダー候補者に対し「Global Business Leader Program(GBLP)」を提供しており、世界中から集まった多様なバックグラウンドをもつメンバーとチームを組み、社会課題の解決に向けたビジネス提案を行うための知識を得られる環境です。

生活面の制度も、自律的に働くことを前提に設計されています。一人ひとりが自律的に働くことを目指す富士通では、生産性の向上や柔軟な発想の促進、そして組織のダイバーシティ(多様性)を深めるために服装規定を自由化しており、TPO(時間・場所・場面)に合わせた服装を社員が判断するスタイルが定着しています。従来の枠にとらわれない自由な風土を象徴する取り組みの一つといえます。

参考:富士通「FUJITSU DESIGN」

働き方

富士通は、時間や場所に縛られない自由な働き方を整えることで、社員が快適かつ高いパフォーマンスを発揮できる環境づくりを推進しています。テレワークを標準とした働き方へ移行し、コアタイムのない「スーパーフレックス制」を導入することで、自律的にワークスタイルを設計できる環境を整えています。実際に、富士通の平均残業時間は7.6時間で情報通信業界平均の16.4時間(2025年度)を下回り、有給取得率は64.0%で情報通信業界平均の63.2%(2022年度)を上回る水準です。

一人ひとりの自律性を尊重し、ライフスタイルに合わせた柔軟な選択を可能にすることで、心身ともに余裕をもって業務に集中できる好循環を生み出しています。このように社員の裁量を最大化することが、結果として創造性を引き出し、企業の競争力を高めています。

働き方

制度運用の有無

内容

テレワーク制度

ある

自宅やサテライトオフィスでの勤務が可能。物理的に出社が必要な職種以外が対象

短時間勤務制度

ある

育児・介護の場合

スーパーフレックスタイム制

ある

コアタイムなし。製造拠点や顧客企業常駐社員は除く

出典: 
厚生労働省「女性の活躍推進企業データベース」 
厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025(令和7)年11月分結果速報」 
厚生労働省「令和4年就労条件総合調査 結果の概況」 
富士通「FUJITSU DESIGN」 
富士通「Social Well-being」

社風・カルチャー

富士通の社風は、顧客の本質的な利益を第一に考える「誠実さ」と、変革期をけん引する「挑戦心」が共生している点が特徴です。現在は「ITの受託開発」から「コンサルティングを核としたDX企業」への転換期にあるため、自ら課題を見つけ提案する姿勢が不可欠です。こうした背景から、現場では年次やキャリアを問わず、自律的に専門性を磨き未来を切り拓こうとする個人の意思が尊重されています。

顧客と自分に誠実に向き合う風土
自律的な挑戦を称賛する文化

顧客と自分に誠実に向き合う風土

富士通には、自社の都合よりも「本質的な価値はどこにあるか」を問いつづける誠実さがあります。顧客の業務そのものを設計し直すコンサルティング型のビジネスでは、自社が売りたいものを起点にすると価値が生まれないためです。

実際に、ある新入社員は、顧客視点の重要性を学ぶコンサルティング研修での失敗を通じ、「私たちのチームは、顧客よりも自分たちがやりたいことを優先していたことを講師の方に指摘いただき、研修を通して顧客視点で考える難しさと重要性を体感しました」と振り返っています。自分の思い込みを客観的に見つめ直し、顧客にとっての「真の正解」をどこまでも追い求めるひたむきな姿勢が根付いていることが分かります。

自律的な挑戦を称賛する文化

富士通では、年次を問わず個人の自律と専門性が高く評価されます。「ITの受託開発」から「コンサルティングを核としたDX企業」へと、ビジネスモデルを劇的に変貌させている真っ最中であり、現場ではこれまで以上に自ら動ける人材が必要とされているためです。

実際に、「早めに自立したい。いずれは『この人に聞けばなんとかなる』と周りから思ってもらえるような、頼られる人になりたい」というような意欲のある方が多数在籍してもいます。また、マネジメント層も「失敗を恐れず、未来を照らす道を拓くDNAを継承していく」と明言しており、変革に必要な自律と、それに紐づく挑戦を後押しする姿勢が浸透していることが分かります。若手のうちから手を挙げて役割を取りにいきたい方には、力を発揮しやすい環境といえます。

出典: 
富士通「新入社員にインタビュー!!研修ってどんな感じ?配属後は何をしている?など新入社員のREALをお届けします!」 
富士通「インタビュー」

離職率

富士通の2025年度の離職率は4.59%です。この数字は全国平均の14.2%(2024年度)や、情報通信業界平均の10.2%(2024年度)を大きく下回る水準で、競合のNTTデータの全社員離職率4.6%(2024年度)やNECの離職率4.3%(2025年度)と比較しても、同程度の定着率であることが分かります。なお、富士通の平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は17.6年です。

富士通が高い定着率を保っている背景には、柔軟な働き方に加え、社内で自らのキャリアを実現できる仕組みがあります。特に年間2,143名(2025年度、日本の連結対象会社ベース)が異動する「社内ポスティング制度」の浸透により、転職という手段を選ばずに社内で希望のキャリアを実現できる環境が、優秀な人材の定着に寄与しています。有報でも新卒入社三年後定着率が95%と開示されており、入社後に腰を据えて働きやすい環境であると読み取れます。

出典: 
富士通「Social Well-being」 
富士通「有価証券報告書」 
厚生労働省「雇用動向調査」 
NTTデータ「サステナビリティレポート」 
NEC「付表・データ集」

富士通の転職・中途採用情報

富士通の中途採用は通年で実施され、即戦力を重視した「経験者採用」が基本です。選考は書類選考・適性検査・面接2回で構成され、専門スキルの一致に加えて、パーパスへの共感や周囲と連携して成果を出せるかも評価対象となります。

求める人物像と職種別スキル

富士通が求めているのは、専門スキルをもったリーダーです。富士通は現在、ビジネスモデルを根底から変えるフェーズにあるため、従来の枠組みにとらわれない外部の知見や、DXを加速させる専門性をもった即戦力の獲得を最優先しているからです。また、専門スキルで個人での成果を創出できるのはもちろん、関係者と連携しながらチームとしても成果を追えることや、自身の専門性を磨きつづける学習意欲も重要な評価指標となります。

富士通

求める人物像

富士通のパーパスに共感し挑戦できる人
自律的にキャリアを築ける人
組織立った成果創出に貢献できる人

たとえばコンサルティング職であれば「パーパスへの共感」が社会課題を起点とした構想力につながり、エンジニア職であれば「自律的にキャリアを築ける」姿勢が最新技術のキャッチアップに直結します。富士通では、DX企業への転換にともない、エンジニアやコンサルタント、営業職の求人が多くなっており、特にクラウドやAIなどの先端領域、経営課題を解決するコンサル職の募集が目立ちます。

職種

仕事内容

求めるスキル・経験

SALES & MARKETING(営業・マーケティング)

・既存/新規顧客へのDX提案や事業変革の支援
・市場分析に基づいた事業戦略の立案、推進
・パートナー企業とのアライアンス構築

・顧客の潜在課題を引き出すコンサルティング営業スキル
・複雑なステークホルダーを調整し、プロジェクトを動かす推進力
・市場動向を読み解く力、戦略的な思考力

ENGINEER(エンジニア)

・大規模かつ複雑なシステムの企画、設計
・開発および運用
・クラウド、AI、サイバーセキュリティなどを活用したDX基盤の構築
・アジャイル開発による迅速なサービス提供

・各技術領域(クラウド、ネットワーク、DB等)の深い専門知見
・プロジェクトを完遂させるPM/PL能力(納期、品質、リスク管理)
・最新技術を自ら学び続け、業務に適用するキャリア自律力

CONSULTING(コンサルティング)

・経営戦略に基づいたDXグランドデザインの策定
・業務プロセスの改革(BPR)や組織変革の実行支援

・ロジカルシンキングと仮説検証能力
・抽象的な課題を具体化し、解決策を提示する構想力
・経営層や現場メンバーを巻き込む高いコミュニケーション能力

R&D/DESIGNER(研究開発・デザイン)

・世界トップレベルの先端技術(スーパーコンピュータ、量子等)の研究
・人間中心設計に基づいた製品/サービスのUXデザイン

・特定分野における高度な学術的知見や技術力
・社会課題から新たな問いを立てる課題発見力
・デザイン思考を用いたプロトタイピング能力

CORPORATE STAFF(コーポレート)

・ジョブ型人事制度などの社内変革の推進
・グローバルレベルでのガバナンス構築、財務戦略の立案

・各管理部門の専門法務/会計知識
・経営データに基づいた意思決定支援(データドリブン)
・全社的な視点で変革をリードするマインド

採用は即戦力重視の「経験者採用」が基本ですが、応募資格に一律の制限は設けられておらず、公式サイトでもICT業界未経験(異業界)からの入社者が活躍していると案内されています。必要な経験やスキルは職種ごとに求人票で定められており、そこへの適合度が評価されます。エンジニア職では技術領域の専門知見に加えて納期・品質・リスクを管理するPM/PL能力が問われるのは、社会インフラを支える大規模システムを扱うため、技術力だけでは完遂できない案件が多いからです。コンサルティング職で経営層を巻き込むコミュニケーション能力が重視されるのも、顧客の経営課題そのものを扱う上流工程からの参画が増えているためと考えられます。

出典: 
富士通「職種紹介」 
富士通「採用情報 - キャリア採用情報」

参考: 
富士通「全社員の行動の原理原則 Fujitsu Way」 
富士通「Message」 
富士通「はじめに - キャリア採用情報」 
富士通「キャリア入社者も驚いた、富士通変革の本気度 - キャリア採用情報」

選考の流れと面接のポイント

富士通の中途・第二新卒採用の選考フローは、一般的な流れと比較して特徴的な点は特にありません。中途採用の応募は公式サイトからキャリア採用枠で直接応募が可能で、第二新卒の方も同様にキャリア採用枠で応募することができます。

選考フロー

 
01
書類選考
02
一次面接
03
適性検査
04
二次面接
05
内定
06
入社

富士通の中途採用では、応募職種や部署により選考フローが一部異なります。基本的には書類選考を通過後、一次・二次の計2回の面接と適性検査が行われます。なお、応募から内定までの目安となる期間は2週間〜1ヶ月程度です。

出典:富士通「キャリア採用情報」

面接のポイント

ジョブ型人事制度を取り入れている富士通では、スキルの一致は前提であり、そのうえで「専門性を活かして組織で成果に貢献できるか」が重視されます。変革期のDXビジネスでは、個人の力量だけでなく、周囲を巻き込んで新たな価値を生み出せるかが問われるためです。加えて「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスを経営の核に据えていることから、自身の志との重なりも確認されます。

想定される質問は、「募集要項の必須要件に対して、ご自身のスキルや実績はどのように当てはまりますか」「その知見を、富士通のどの事業領域で再現できると考えますか」といった内容が考えられます。さらに、「既存のルールやプロセスを自ら変えた経験はありますか」「仕事を通じて解決したい社会課題は何ですか」といった質問が投げかけられる可能性もあります。

回答する際は、意欲の表明で止めず、再現性のある道筋まで示すことがポイントです。専門性は実績を数値や具体的な技術名に落として語り、その知見をどの事業でどう成果に結びつけるかまで踏み込むと、即戦力としての評価につながります。変革への意欲は「既存の運用ルールを自走して変えに行った」といった実例で補強し、社会課題への共感は自身のキャリアビジョンとの接点を具体化して伝えると、志望度の説得力が増すでしょう。

参考: 
富士通「Message」 
富士通「全社員の行動の原理原則 Fujitsu Way」

第二新卒での転職のポイント

第二新卒の方が富士通に応募する際は、経験不足を補うより、担当領域を絞って深さを見せましょう。富士通の中途採用はキャリア採用枠に一本化されており、第二新卒も同じ枠で選考を受けることになるため、ポテンシャルよりも現時点のスキルをアピールすることが大切だからです。

想定される質問は、成果の大きさではなく判断の過程を確認するものです。具体的には「前職で任された業務のうち、自分の判断で進めた範囲はどこまでですか?」「わからないことにどう対処しましたか?」といった切り口で、短い在籍期間のなかで何をどこまで自分で回せるようになったかを確認されると考えられます。

回答する際は、使用した技術名や改善した数値、周囲への相談の進め方まで具体的に添えると、専門性の伸びしろが伝わりやすくなります。そのうえで、社内ポスティング制度やUdemy Businessなど自律的にキャリアを築く仕組みを踏まえ、入社後にどの専門性を伸ばしたいかを自分の言葉で語れると、同社の求める人物像と重なりやすくなるでしょう。

参考:富士通「はじめに - キャリア採用情報」

中途採用の倍率や期限

中途採用倍率の公式発表はありません。富士通は現在、ITベンダーからDX企業への変革を加速させており、ジョブ型人事制度のもとで各部門に高度な専門スキルを求めています。日本を代表する企業として応募者が多い一方、応募要件にマッチする人材を厳選して採用する方針をとっているため、採用倍率は高い水準にあると予想されます。

公表されている数値としては、2025年度の新規採用者数が1,187人(富士通単体)、うち新規学卒者以外の採用者数が262人となっており、新規学卒者以外の採用比率は約22.1%と算出できます。ジョブ型人事制度のもとで高度な専門スキルをもつ人材を継続的に受け入れていると読み取れます。

応募期限については、通年採用を行っているため特定の期限はありません。ただし、ジョブ型採用の特性上、定員が埋まり次第募集が終了します。希望する職種がある場合には、早めに応募するのが良いでしょう。

出典: 
富士通「社会・ガバナンスデータ」 
厚生労働省「女性の活躍推進企業データベース」

富士通に採用された人の出身大学

富士通に入社した方の出身大学に関する情報をまとめています。関東圏の早稲田・慶應、近畿圏の大阪大・京都大をはじめ、北海道から九州までさまざまな地域の方を迎え入れています。ジョブ型採用への移行にともない、大学名よりも、職務要件に合致する「専門スキルや実務能力」を評価する傾向が強まっているといえます。

地域

大学名

北海道

北海道大学

東北

東北大学

関東

早稲田大学、慶應義塾大学、東京工業大学、横浜国立大学、東京理科大学、明治大学、東京大学、法政大学、中央大学、上智大学、電気通信大学

中部

名古屋大学

近畿

大阪大学、神戸大学、同志社大学、関西学院大学、京都大学、関西大学

九州

九州大学

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※1 2023年4月~2024年3月の実績 ※2 2024年2月~2024年8月の実績 ※3 ITエンジニア向け仕事探し支援サービスとしての認知率・登録率が業界No.1(調査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社/調査方法:インターネットリサーチ/調査対象:一都三県居住・20-49歳・男女・IT専門職/回答者数:4172名/調査期間:2024年12月5日~13日)

レバテックキャリア

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レバテックキャリアは、ITエンジニア特化の経験者向け転職エージェントです。業界最大級の5万件以上の求人※3を保有し、転職成功率は96%※4を達成。「ITエンジニア向け仕事探し支援サービス登録率・認知率No.1」※5にも選ばれています。最大の強みは情報の質です。年間10,000回以上の企業訪問で現場のリアルな情報を収集。開発文化やスキルスタックなど、エンジニアが真に求める詳細な情報をアドバイザーが提供し、納得感のあるキャリア形成を強力に支援します。

※3 2026年1月の実績 ※4 2023年4月~2024年3月の実績 ※5 調査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社/調査方法:インターネットリサーチ/調査対象:一都三県居住・20-49歳・男女・IT専門職/回答者数:4172名/調査期間:2024年12月5日~13日

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キャリアチケット転職

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キャリアチケット転職は、成長業界へのキャリアアップを目指す20代の営業職に強い支援サービスです。IT・人材・コンサルを中心に、若手が裁量を持って活躍できる求人を厳選して提案しています。その強みは、将来像から逆算した精密なマッチングにあります。各社の営業スタイルを熟知したアドバイザーが選考を対策し、高い内定率を実現。関東エリアの大卒層を対象に、中長期でのキャリア形成まで伴走する支援を提供しています。

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人事と採用のプロはこう読み解く!

安藤 健

株式会社人材研究所 ディレクター

安藤 健

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次の仕事は、自分の意思で選びにいく。社内の多様なフィールドでキャリアを拓く企業

富士通の特徴は、幅広い事業領域を、社員が自分の意思で次の仕事に挑む機会へとつなげている点です。社内の募集ポジションに応募できるポスティング制度では、2022年度から2025年度にかけて、国内では毎年約3,000人が異動しています。実際に、AIサービスの事業部で顧客向けの開発を経験した社員が、機械学習の研究を深めたいという思いから、この制度を使って研究所へ異動した事例もあります。経験を積む中で見えてきた関心を、転職せずに次の仕事へつなげられるのは、大きな組織ならではの魅力です。さらに、社内インターンシップや社内副業で他部門の仕事を経験する機会に加え、キャリア面談や他部門の先輩との対話も用意されています。異動の機会だけでなく、何を目指すかを考え、試すための支援もある会社です。自分の専門性や関心を見つめ直しながら、働く領域を主体的に広げたい方には、向いているかもしれませんね。

富士通に関してよくある質問

富士通の転職に関して、よくある質問をまとめています。

Q1. 富士通の評判は?

富士通の評判は、待遇・働き方の両面でおおむね良好といえます。平均年収は1,012万2,665円と高水準で、テレワークやスーパーフレックス制度による柔軟な働き方も整っています。有価証券報告書によれば、従業員エンゲージメントスコアは71ポイントで前年度から3ポイント上昇したほか、社内サーベイの「個人の尊重」に関する項目は77ポイント(前年比+4)、「機会の均等」に関する項目は75ポイント(前年比+3)と、いずれも改善しています。

参考: 
富士通「有価証券報告書」 
富士通「FUJITSU DESIGN」

Q2. 富士通への転職が「すごい」といわれる理由は?

富士通が「すごい」といわれる理由として、スーパーコンピュータ「富岳」の開発や量子技術など、世界屈指の技術基盤をもつ点が挙げられます。また、現在はハードウェア企業から、コンサルティングを含む「DX企業」への変革期にあり、大規模な社会課題の解決に即戦力として関われるのも理由の一つです。

参考: 
富士通「スーパーコンピュータ「富岳」」 
富士通「富士通の量子コンピュータ Fujitsu Quantum」

Q3. 富士通の社内転職(ポスティング制度)について知りたい

富士通は、社員が自ら希望するポストに応募できる「ポスティング制度」を運用しています。上司の承認不要で応募でき、年間2,000人超(2025年度は2,143名)の異動が成立している実力主義の仕組みです。会社主導の「人事異動」を待つのではなく、自律的にキャリアを切り拓けるため、中途採用者からも満足度の高い制度となっています。

参考: 
富士通「FUJITSU DESIGN」 
富士通「Career & Growth Well-being」

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Q1

いまのお仕事に近いものはどれですか?

離職中の方は、直近のお仕事をお選びください

富士通の会社概要

会社名

富士通株式会社

設立

1935年6月

代表者

代表取締役社長 時田 隆仁

資本金

3,256億3,800万円

本社所在地

神奈川県川崎市中原区上小田中四丁目1番1号

公式Webサイト

https://global.fujitsu/ja-jp

採用ページ

https://fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com/career/

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