ボードルアに転職するには?選考対策と応募条件、中途採用情報を解説!

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ボードルアは、大手通信キャリアなどエンタープライズ顧客に向けたITインフラストラクチャ事業を中心に展開している企業です。

ボードルアへの転職を検討している方に向けて、有価証券報告書(有報)や公開データの数字をもとに企業の経営状況から年収水準・将来性、さらに働く環境としての魅力を調査しました。

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ボードルアの採用基準

ボードルアの中途採用は、26歳までのIT未経験者を対象とした未経験OKのポテンシャル採用に一本化されており、経験者向けの専門採用は行っていません。

公式に公開されている中途の募集要項は「IT総合職コース」の1件で、応募資格は大卒以上・26歳までとなっています。数字で見るボードルアでも、IT業界未経験者比率は99.2%と記載されており、入社後の自社研修で専門職へ育てることを前提とした採用です。一方で、単体の従業員数は653名(2022年2月期)から1,315名(2026年2月期)へとほぼ倍増しています。募集の種類は絞られているものの、新卒を含め採用規模が大きいことがうかがえます。なお、中途採用人数は公表されていません。

ボードルアの中途採用比率

ボードルアの中途採用比率は公表されていません。ボードルアの中途採用の間口は狭く、中途で応募できるのは26歳までの未経験者を対象とした「IT総合職コース」の1コースに限られています。

ただし、単体の従業員数は2022年2月期の653名から2026年2月期の1,315名へと4年で約2倍に増えており、採用人数そのものは多いことがうかがえます。また、IT総合職コースの中には、ITコンサルタント、ネットワーク・サーバスペシャリスト、プロジェクトマネージャー、ITヘルプデスクの4区分が設けられています。

年度従業員数(単体)
2022年2月期653人
2023年2月期771人
2024年2月期886人
2025年2月期1,087人
2026年2月期1,315人

この人数は新卒・中途を合わせた単体の在籍者数です。前年からの増加幅は、2023年2月期・2024年2月期の約120人から、2025年2月期は201人、2026年2月期は228人へと広がっており、採用は拡大局面にあると考えられます。有価証券報告書でも、事業分野の需要が年々増加傾向にあり、会社規模の拡大を積極的に推し進めていると説明されています。中途の応募資格は26歳までのため、時期を見計らうよりも、年齢要件を満たしているうちに応募を検討することが前提になります。

提出会社の平均勤続年数は3.3年(2026年2月期)。離職率は公表されていません。

従業員数の急拡大で若手の比率が高まっていることが、勤続年数の短さにつながっている可能性があります。

出典:
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「中途採用 募集要項」

ボードルアの採用要件

ボードルアの採用要件は、学歴と年齢を条件とする「IT総合職コース」の1系統に絞られており、IT経験や資格、語学の要件は記載されていません。2026年10月時点で確認できた1求人(4区分)の必須要件は次のとおりです。

職種必須要件
ITコンサルタント大卒以上(文系/理系不問)、26歳まで
ネットワーク・サーバスペシャリスト大卒以上(文系/理系不問)、26歳まで
プロジェクトマネージャー大卒以上(文系/理系不問)、26歳まで
ITヘルプデスク大卒以上(文系/理系不問)、26歳まで

必須要件の傾向として、次の3点が読み取れます。

  • 実務経験:学歴と年齢を条件としており、IT業界での実務経験や前職の業種は不問
  • 学部:文理とも全学部・全学科が対象
  • 資格の扱い:CCNAなどのベンダー資格や社内認定試験は応募条件ではなく、入社前研修や入社後に取得するものとして位置づけられている

また、歓迎要件の記載はなく、代わりに求める人物像が示されています。

  • 志向:「完全未経験からIT業界で活躍していきたい方」「将来のために手に職をつけたい方」が挙げられている
  • 働き方・姿勢:「20代から裁量をもって働きたい方」「チームワークを大切にできる方」「向上心のある仲間と成長していきたい方」を人物像として示している

人物像は応募条件ではなく、すべてに当てはまらないからといって選考の対象外になるわけではありません。なお、「26歳まで」という年齢の上限について、募集要項には「例外事由3号イ:長期キャリア形成を図るため」と記載されています。入社後に時間をかけて専門人材へ育てる前提の採用であることが、この年齢設定からも読み取れます。

歓迎要件の記載がないぶん、職務経歴書ではIT経験を探して書くよりも、学び続けた経験とチームで成果を出した経験を厚くしたほうが要件に沿うと考えられます。

出典:ボードルア「中途採用 募集要項」

ボードルアの未経験・異業種の採用実績

ボードルアでは、IT総合職コースのすべての区分で業種・職種未経験から応募でき、社員の大半が未経験から入社しています。社員のIT業界未経験比率は99.2%、文理比率は文系83%・理系17%です。有価証券報告書(2026年2月期)でも、創業以来、未経験者の採用と育成に一貫して注力してきたと記載されています。

職種業種未経験職種未経験
ITコンサルタント可可
ネットワーク・サーバスペシャリスト可可
プロジェクトマネージャー可可
ITヘルプデスク可可

社員インタビューからも、IT以外のバックグラウンドを持つ人材が活躍していることがわかります。

たとえば、公務員からボードルアの営業職に転職したI.Tさんの事例が紹介されています(営業職は現在、公式の中途募集要項は掲載されていません)。また、経済学部から新卒で入社したI.Sさんは、現在は本部長として大手通信キャリア向けのクラウドコンサルタント業務を担っています。政治経済学を専攻し、学生時代はPCにほとんど触れていなかったというU.Yさんも、某自動車メーカーのネットワーク設計構築業務に携わっています。IT以外の分野を学んだ社員が、技術職として働いていることがわかります。なお、技術職で異業種から転職した社員のインタビューは公開されていません。

未経験の代わりに求められるのは、入社前から学習に取り組む姿勢です。任意参加の入社前研修が行われ、ネットワークエンジニアの入門資格にあたるCCNAの取得を目指すと教育制度・キャリアパスに明記されています。未経験であること自体は不利になりにくい一方、内定後の入社前研修でどこまで学習を進めるかによって、入社後の立ち上がりに差がつく可能性があります。

出典:
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「教育制度・キャリアパス」
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「社員インタビュー(営業職 I.Tさん)」
ボードルア「社員インタビュー(I.Sさん)」
ボードルア「社員インタビュー(U.Yさん)」

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ボードルアの選考対策

ボードルアの選考は、書類選考と適性検査、複数回の面接を経て内定に至る流れとなっています。選考フロー自体はシンプルですが、経験を問わない採用であるぶん、ITインフラを選ぶ理由、資格を自分で積み上げる学習姿勢、若手同士で教え合うチームへの適応の3点が見られていると読み取れます。

応募は、公式採用サイトの「既卒採用エントリーフォーム」から受け付けています。

選考フロー

 
01
書類選考
02
適性検査
03
一次面接(Web面接)
04
面接(複数回)
05
内定
06
入社

ボードルアの中途採用の選考フローは、IT総合職コースの1コースで共通です。面接は一次面接を含めて複数回と記載されており、一次面接はWeb面接で行われます。総回数は公表されていません。内定後には任意参加の入社前研修があり、週1〜2回、空き時間に来社して基礎研修を受けられます。入社前研修ではCCNAの取得を目指すため、選考中から基礎学習を始めておくと、入社後の立ち上がりにつながります。

出典:ボードルア「中途採用 募集要項」

ボードルアのよくある選考の落とし穴

ボードルアの選考を受けるうえでは、応募者が陥りがちな「選考の落とし穴」を把握しておくことが大切です。ここでは有価証券報告書や求人などの公式情報をもとに、評価されにくいアピールと評価につながる伝え方の違いについて解説します。

なお、以下は採用情報から読み取れる評価軸に対する考察であり、実際に公表された選考基準ではありません。

「プログラミングやアプリ開発もやってみたい」とIT全般への興味で語ってしまう

「ITに興味があり、プログラミングやアプリ開発にも挑戦したい」という志望動機は、ITインフラに特化した会社の方向性と噛み合わず、「ここでなくてもいい」と受け取られるリスクがあると考えられます。IT業界全般への関心を示すよりも、ネットワークやサーバーなど基盤側に関心を絞って語るほうが、企業の求めている人材像に一致すると考えられます。会社が注力するSDN(ソフトウェアでネットワークを制御する技術)、セキュリティ、ワイヤレス、クラウドのうち、どの領域に関心があるかまで言えると、方向性の一致がより伝わります。

有価証券報告書(2026年2月期)には、ITインフラストラクチャ分野に特化する方針が明記されており、SDNやセキュリティ、ワイヤレス、クラウドなど専門性の高い領域への注力が掲げられています。事業もITインフラストラクチャ事業の単一セグメントで、決算説明資料によるとエンタープライズ顧客の売上割合は70.0%(2026年2月期、単体)です。会社が取得を支援する資格もCCNAやCCNPなどネットワーク系が中心で、取得者はCCNA1,120名、CCNP537名(2026年2月現在)となっています。

会社が求めているのは、IT全般を広く扱う人材ではなく、インフラの専門性を積み上げていく人材だと考えられます。興味の幅の広さをアピールしたつもりが、志望度の低さとして映る可能性があるため注意が必要です。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」

「資格は入社後の研修で取ればいい」と学習を会社任せで語ってしまう

「研修制度が充実しているので、資格は入社後に取得したい」という姿勢は、学習を会社任せにしている印象を与え、評価につながりにくいと考えられます。研修の手厚さに期待するよりも、自分で目標を決めて学んできた経験と、入社前から学習を始める意欲を示すほうが評価されやすいと考えられます。

有価証券報告書(2026年2月期)は、専門人材・高度専門人材比率の拡大を通じた競争力強化を課題に掲げており、専門人材の定義には「CCNP資格を保有または社内認定試験Lv.2以上に合格」が含まれています。社内認定試験についても、自主的な学習を促す位置づけです。中期経営計画によると、専門人材は247人(2023年2月期)から508人(2026年2月期)へ、高度専門人材は135人から297人へと増えています(子会社人材を含む概数)。教育制度・キャリアパスによると、資格取得マラソンも年2回(夏・冬)実施されています。

資格取得が評価やクラスと結びついている会社の仕組みのなかでは、受け身の学習姿勢は自ら伸びていく人材とは映りにくいと考えられます。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」
ボードルア「教育制度・キャリアパス」

「教育制度が充実しているから」と教わる側の立場だけで語ってしまう

「教育制度が充実しているから」という志望動機は、教わる側の立場にとどまっており、後輩の指導を評価の段階に組み込んでいる会社の方針とずれるリスクがあると考えられます。研修で学ぶ意欲に加えて、教わった後には次の新人を教える側へ回る意思まで伝えるほうが、会社の育成方針に合うと考えられます。

有価証券報告書(2026年2月期)には、入社1〜2年以内の若手の人数が多くなっており、人材育成が重要な課題であると記載されています。実際、単体の従業員数は653名(2022年2月期)から1,315名(2026年2月期)へ増えています。数字で見るボードルアによると、入社1〜2年目の社員1人あたりの研修時間は111.7時間、研修費用は18万3,586円です。

また有価証券報告書(2026年2月期)では、人事評価上のクラスのうち「リーダー」を、プロジェクトで成果を出し「後輩にも的確な指導ができる」段階と定義しています。

研修が手厚い一方で、社員インタビューでは2年目でプロジェクトリーダーや新人の育成を任された社員(第六技術部 M.Kさん)が紹介されています。若手が急増するなかで、早い段階から育てる側に回ることが期待されていると考えられるため、教育制度を受け身の魅力として語るにとどめないよう注意が必要です。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「社員インタビュー(M.Kさん)」

ボードルアの想定質問

ここでは、ボードルアの選考で聞かれるであろう想定質問をまとめました。応募・選考を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q1.数あるIT企業の中で、なぜITインフラ、なぜネットワークの仕事を選ぶのですか?

この質問では、IT業界の中からあえてインフラ領域を選ぶ理由を、自分の言葉で語れるかが見られていると考えられます。

ボードルアは有価証券報告書(2026年2月期)で、ITインフラストラクチャ分野に特化する方針を掲げています。事業は単一セグメントで、SDNやセキュリティ、ワイヤレス、クラウドなど専門性の高い領域に絞って注力しています。同報告書が引用するIDC Japanの予測では、国内ITインフラストラクチャサービス市場は2024年の2兆2,685億円から2029年に3兆674億円へ拡大する見通しであり、成長が見込まれる一つの領域に経営資源を集中させている会社だと考えられます。

そのため、「ITなら何でも挑戦したい」という答え方では、インフラを選ぶ理由として弱く受け取られる可能性があります。回答の軸になるのは、インフラを社会の土台として捉えた自分なりの理由です。

社員インタビューでは、数百万人が利用する4G/5Gネットワークの構築・運用を担う社員が、自分の動作ひとつで膨大な人に影響が及ぶ責任のある仕事だと語っています。インフラを「なくならない安定した分野」として語るよりも、「止められない基盤を支える責任のある仕事」として捉えたほうが、会社の事業と重なる答えになると考えられます。日常生活や前職でネットワークの重要性を感じた場面を一つ選び、その体験と結びつけて話すと説得力が増すと考えられます。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「社員インタビュー(M.Kさん)」

Q2.これまでに自分で目標を決めて、勉強や練習を続けた経験を教えてください

ボードルアが専門人材を大幅に増やす計画を掲げていることが、この質問の土台にあると考えられます。中期経営計画によると、専門人材は508人、高度専門人材は297人(2026年2月期)で、2029年2月期にはそれぞれ1,485人、570人へ増やす計画です。有価証券報告書(2026年2月期)では、専門人材の定義にCCNPなどの資格や社内認定試験が組み込まれており、CCNPの取得者は537名(2026年2月現在)となっています。

人材を増やす入口が資格取得に置かれている以上、入社後に自ら学び続けられるかは、会社の計画の達成に関わると考えられます。社内認定試験は自主的な学習を促す位置づけで、教育制度・キャリアパスによると、資格取得マラソンも年2回(夏・冬)実施されています。基礎的な能力は書類選考と適性検査で判定できますが、面接で確認したいのは、資格を継続して積み上げる姿勢だと考えられます。

回答では、何を目標にし、どれくらいの期間取り組み、どんな結果が出たかを順に話すと伝わりやすくなります。題材は資格試験に限らず、部活動や語学、仕事上の勉強でも構いません。

社員インタビューでは、入社3年目までに資格を合計6つ取得したと語る社員もいます。入社前研修でのCCNA、2年目までのCCNPと続く資格取得に、過去の学習経験をどう生かすかまで話せると、入社後の姿を具体的に示せると考えられます。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「教育制度・キャリアパス」
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」
ボードルア「社員インタビュー(M.Kさん)」

Q3.チームで成果を出した経験と、その中でのあなたの役割を教えてください

ボードルアのプロジェクトリーダーやマネージャーは、仕事を知るによると、いずれも周りからの推薦を受けて就任しています。リーダーになれるかどうかが周囲の評価で決まる仕組みのため、この質問ではチームの中で信頼を得てきた経緯が見られていると考えられます。学歴や年齢の要件は書類選考と適性検査で判定できますが、面接で確認したいのは、周囲からの信頼をどう得てきたかだと考えられます。

社員の年代別割合は25歳以下が49%で、2年目で新人の育成を担う社員の例もあります。有価証券報告書(2026年2月期)も「チームワークの向上」「カルチャー共感」を通じて、ボードルアDNAを持つ人材を生み出す方針を示しています。多くの社員がクライアント先に常駐して働く形態でもあり、若手同士で支え合いながら客先で成果を出す組織であることがうかがえます。

答える際は、役職や肩書きの有無にこだわる必要はないと考えられます。リーダーでなかった経験でも、メンバーの意見をまとめた、遅れている人を手助けした、といった具体的な行動と、それを周囲がどう受け止めたかを示すと伝わりやすいと考えられます。

社員インタビューでは、学生時代に仲間と目標に向かってスポーツに取り組んだ経験を挙げ、「誰と働くか」を重視して入社を決めたと語る社員もいます。自分がどんな仲間となら力を発揮できるのかまで言葉にしておくと良いでしょう。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「仕事を知る」
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「社員インタビュー(第二技術部 I.Tさん)」
ボードルア「社風・オフィス環境について」

ボードルアの志望動機の組み立て

ボードルアの選考を受けようと考えている方に向けて、志望動機の立て方の参考例をお伝えします。ぜひとも選考にお役立てください。

「即戦力として貢献したい」ではなく「未経験から積み上げたい」を前に出す

非推奨例

前職での経験を活かし、即戦力として貢献したいと考えています

推奨例

前職で身につけた〇〇(顧客対応など)を土台にしつつ、ネットワークの技術は研修でゼロから積み上げ、3年目には設計に携わりたいと考えています

即戦力をうたう表現は、経験者採用を行わないボードルアの採用方針と逆を向いてしまう可能性があります。第二新卒など前職がある方ほど書きがちな表現ですが、前職の経験は土台として示しつつ、技術は研修でゼロから積み上げる姿勢を前に出すほうが、会社の育成方針と重なると考えられます。

教育制度・キャリアパスには「IT経験者」の採用を行っていないと明記されています。有価証券報告書(2026年2月期)でも、人材獲得競争が激化する経験者採用に依存せず、未経験者の採用を通じて安定的に人材を確保する方針が示されています。数字で見るボードルアによると、社員のIT業界未経験比率は99.2%で、入社1〜2年目の社員1人あたりの研修時間は111.7時間、研修費用は18万3,586円です。未経験から育てることを前提に投資している会社だと考えられます。

参考:
ボードルア「教育制度・キャリアパス」
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「数字で見るボードルア」

「身近な会社のITを支えたい」ではなく「大手顧客の基盤を担いたい」を前に出す

非推奨例

中小企業も含め、身近な会社のIT環境を支えたいと考えています

推奨例

大手通信キャリアや金融機関など、多くの利用者を抱えるネットワーク基盤の設計・構築を担える技術者になりたいと考えています

中小企業を含む身近な会社への貢献を中心に据えると、会社が子会社へ移している領域を志望理由にすることになり、事業の方向と逆を向く可能性があります。大手顧客の大規模なネットワーク基盤を担う技術者を目指す方向で書くほうが、事業の重点と重なると考えられます。

有価証券報告書(2026年2月期)には、エンタープライズ顧客に対する売上割合を増加させていくことに注力する方針が記載されています。決算補足説明資料では、ボードルアのSMB(中小企業)案件を子会社へ移管する方針が示されています。2026年2月期のエンタープライズ顧客は38社(前期31社)に増えました。売上割合は70.0%(前期72.1%)と下がりましたが、これはグループ全体の利益を優先し、子会社向けのSMB案件を戦略的に獲得したためと説明されています。会社は来期から、再度エンタープライズ顧客売上割合の増加に注力するとしています。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」

「安定して長く働きたい」ではなく「専門人材として段階を踏んで成長したい」を前に出す

非推奨例

インフラは安定した分野なので、腰を据えて長く働きたいと考えています

推奨例

2年目までにCCNPを取得し、運用から設計へ進み、将来はクラウドやセキュリティの高度専門人材を目指したいと考えています

安定性はインフラ業界の志望動機でよく挙がる表現ですが、人材構成を上位層へ引き上げようとしているボードルアの計画とは、現状維持の志向としてずれる可能性があります。資格取得と業務の段階を年次で示し、専門人材として成長する計画を語るほうが、会社の育成計画に沿うと考えられます。

有価証券報告書(2026年2月期)は専門人材・高度専門人材比率の拡大を掲げ、中期経営計画は「人材構成ミックスの変革」を打ち出しています。専門人材は508人から1,485人へ、高度専門人材は297人から570人へ増やす計画です(2026年2月期から2029年2月期)。教育制度・キャリアパスでは、1〜2年目にCCNPを取得し、3〜5年目に運用から設計へ、6〜10年目にクラウドやセキュリティなどへ広げる流れが示されています。なお、中期経営計画の数値は2026年4月14日公表時点のもので、MBO後に見直される可能性があります。

なお、ボードルアは2026年8月にMBO(経営陣による買収)の実施を発表し、同年10月に公開買付けが成立しました。今後、所定の手続きを経て東証プライム市場から上場廃止となる見込みです。

参考:
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」
ボードルア「教育制度・キャリアパス」

ボードルアで得られる経験・スキル

ボードルアでは、エンタープライズ顧客38社(2026年2月期)の大規模インフラを、未経験から育てた専門人材を増やしながら担っています。この環境で働くことで得られる経験・スキルを、事業構造・育成の仕組み・キャリアパスの面から、公式情報をもとに整理しました。公開されている中途募集はIT総合職コースの1コースです。ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなどの区分は、教育制度・キャリアパスでは入社6〜10年目に進む先と位置づけられています。そのため、職種別ではなく多くの職種で共通する3項目にまとめています。

得られる経験身につくスキル対象
ネットワーク・サーバーの運用から設計構築への段階的なキャリア設計構築力多くの職種で共通
入社前研修からのCCNA、CCNPの取得シスコ認定資格で裏づけられたネットワーク技術多くの職種で共通
エンタープライズ顧客の大規模インフラへの客先での参画大規模インフラの実務対応力多くの職種で共通
20代でのプロジェクトリーダー・新人育成チームマネジメント力多くの職種で共通
入社6〜10年目からの先端領域への展開クラウドやセキュリティなど先端インフラ領域の技術多くの職種で共通

多くの職種で得られる経験・スキル

ボードルアでは、配属される職種を問わず、事業構造・育成の仕組み・キャリアパスの3つの軸から共通する経験・スキルを得られます。具体的には、大手顧客の大規模インフラで運用から設計へ上がる経験、資格取得で養うネットワーク技術、20代から後輩を育てて養うチームマネジメント力の3つです。

大手顧客の大規模インフラで、運用から設計へ上がる経験
資格取得を重ねて養うネットワーク技術
20代から後輩を育てて養うチームマネジメント力

大手顧客の大規模インフラで、運用から設計へ上がる経験

決算説明資料によると、ボードルアのエンタープライズ顧客は38社で、売上割合は70.0%(2026年2月期、単体)です。社風・オフィス環境についてのページには、多くの社員がクライアント先に常駐して働いていると記載されています。M.Kさんのインタビューでは大手通信キャリアの無線ネットワーク基盤の構築・運用に、U.Yさんのインタビューでは某自動車メーカーのネットワーク設計構築業務に携わる例が紹介されています。

教育制度・キャリアパスのキャリアパスでは、1〜2年目に業務を習熟しやすいプロジェクトで経験を積み、3〜5年目に運用から設計フェーズへ、6〜10年目にクラウドやセキュリティなどへ専門を広げる流れが示されています。大手顧客の現場で、インフラの仕事を下流から上流まで順に経験できる環境といえるでしょう。

出典:
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」
ボードルア「社風・オフィス環境について」
ボードルア「教育制度・キャリアパス」
ボードルア「社員インタビュー(M.Kさん)」
ボードルア「社員インタビュー(U.Yさん)」

資格取得を重ねて養うネットワーク技術

ボードルアでは、教育制度・キャリアパスにあるとおり、入社前研修でCCNAの取得を目指し、2年目までに上位資格のCCNPを目指します。数字で見るボードルアによると、入社1〜2年目の研修時間は1人あたり111.7時間です。中途採用 募集要項では、AWSを含む資格取得研修や、「最低でも月に5千円~2万円ほど」の資格手当が示されています。

有価証券報告書(2026年2月期)によると、社内の資格取得者はCCNA1,120名、CCNP537名(2026年2月現在)です。資格という形で技術を証明できるため、社外でも通用するネットワーク技術が身につけやすい環境といえます。

出典:
ボードルア「教育制度・キャリアパス」
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「中途採用 募集要項」
ボードルア「有価証券報告書」

20代から後輩を育てて養うチームマネジメント力

ボードルアは若手の多い組織で、数字で見るボードルアによると社員の25歳以下が49%を占めます。仕事を知るによると、プロジェクトリーダーやマネージャーは、いずれも周りからの推薦を受けて就任しています。

有価証券報告書(2026年2月期)では、人事評価上のクラスのうち「リーダー」を「後輩にも的確な指導ができる」段階と定義しています。決算補足説明資料でも、チームリーダー研修によるプロジェクトリーダーの育成が子会社と共有する施策に挙げられており、後輩の指導が評価と研修の両面で仕組みに組み込まれています。

実例として、M.Kさんのインタビューでは2年目でプロジェクトリーダーや新人の育成を任されたこと、I.Sさんのインタビューでは入社8年目の2021年に部長に就いたことが紹介されています。最年少部長は31歳で、20代のうちから後輩を育て、チームを率いる力を培いやすい環境だと考えられます。

出典:
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「仕事を知る」
ボードルア「社員インタビュー(M.Kさん)」
ボードルア「社員インタビュー(I.Sさん)」
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」

ボードルアの年収と離職率

ボードルアは、平均年収413万2,000円と全国平均を上回る一方、情報通信業平均は下回る水準にあります。平均年齢28歳と若い社員構成を反映した水準で、直近5期は一貫して上昇しています。離職率は公表されておらず、平均勤続年数は3.3年です。

以下で、給与水準と定着の両面から、ボードルアの待遇を数値で見ていきます。

ボードルアの平均年収は413万2,000円

ボードルアの平均年収は413万2,000円(2026年2月期)と、全国平均を上回る一方、情報通信業平均は下回る水準にあります。平均年齢が28歳と、情報通信業の平均年齢40.8歳に比べて若い社員構成であることが、平均年収の水準に影響していると考えられます。

比較対象平均年収差
ボードルア413万2,000円―
全国平均396万4,800円+16万7,200円
情報通信業平均469万2,000円−56万円

出典:
ボードルア「有価証券報告書」
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

また、過去5年間の推移を見ると一貫して上昇しています。上げ幅は年によって差があり、2024年は前年比+4.0%と大きく伸びた一方、ほかの年は+0.4〜1.0%にとどまっています。単体の従業員数が4年で約2倍に増え、若手の入社が続くなかでも、平均年齢は27.7歳(2022年2月期)から28歳前後でほぼ変わっていません。年齢構成の変化ではなく、給与水準そのものの引き上げによって平均年収が上がっていると考えられます。

年度平均年収前年度との差分
2026年413万2,000円+4万2,000円
2025年409万円+1万7,000円
2024年407万3,000円+15万5,000円
2023年391万8,000円+1万4,000円
2022年390万4,000円―

出典:ボードルア「有価証券報告書」

ボードルアの離職率

ボードルアの離職率は公表されていません。有価証券報告書(2026年2月期)には採用状況と離職率をモニタリングしているとの記載があり、社内では把握しているものの開示はしていない状況です。新卒3年以内の離職率なども公表されていません。

代わりの指標となる平均勤続年数は3.3年(2026年2月期、提出会社単体)で、直近5期は2022年3.5年、2023年3.6年、2024年3.7年、2025年3.5年、2026年3.3年と、3.3〜3.7年で推移しています。

勤続年数が短い背景には、単体の従業員数が653名(2022年2月期)から1,315名(2026年2月期)へと4年で約2倍に増え、入社間もない社員の比率が高まっていることがある可能性があります。勤続年数の短さから定着が悪いと断定することはできないため、定着度を知りたい場合は、面接の場で同期の在籍状況や配属後のフォロー体制を確認すると良いでしょう。

出典:ボードルア「有価証券報告書」

ボードルアの働き方

ボードルアの働き方は、配属されるプロジェクトに応じて変わります。リモートワークは配属プロジェクト次第で、テレワークを導入しているプロジェクトは73%です。転勤の記載はなく、勤務地は本社と都内近郊のプロジェクト先とされています。フレックスタイム制の記載はありません。福利厚生では、資格手当や資格取得研修など学習を支える制度が整っています。

リモートワークの可否について

ボードルアのリモートワークは、一部のプロジェクトで可能なものの、実際に活用できるかは配属されるプロジェクトに大きく左右されると読み取れます。多くの社員がクライアント先に常駐して働く形態のため、テレワークを使えるかどうかは、常駐先の顧客側のルールに左右されると考えられます。

数字で見るボードルアによると、テレワークを導入しているプロジェクトは73%(2026年2月期実績)です。本社のカフェスペースも、テレワーク作業や面談に使われています。一方、中途募集要項(1コース)で確認した限り、全社一律の在宅勤務制度やフレックスタイム制の記載はありません。在宅中心で働きたい場合は、配属の決まり方とテレワークができるプロジェクトの比率を面接で確認しておくと安心です。

出典:
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「働く環境」
ボードルア「中途採用 募集要項」

転勤と異動の有無について

ボードルアの中途採用において、募集要項に転勤の記載はなく、勤務地は本社と都内近郊のプロジェクト先とされています。勤務地は、本社(東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー17F)と、研修後の配属による都内近郊のプロジェクト先です。

ただし、実質的な異動は、研修後の配属先プロジェクトの変更として起きる可能性があると考えられます。就業時間は9:30〜18:30ですが、配属によっては変形労働シフト制もあると記載されています。配属されうるプロジェクト先の範囲やシフト勤務の有無は、応募時に面接や募集要項で確認しておくことをおすすめします。

出典:ボードルア「中途採用 募集要項」

福利厚生について

ボードルアには、資格手当や資格取得研修、住宅手当、提携保育園の利用といった福利厚生が整っています。特に資格手当は「最低でも月に5千円~2万円ほど」とされており、CCNAやCCNP、AWSの資格取得研修とあわせて、資格手当や資格取得研修など、学習を支える制度がそろっているのが特徴です。

カテゴリ福利厚生
住宅関連・住宅手当
育児・介護関連

・提携保育園利用

・出産祝い金

・時短時差出勤

・介護支援制度

活動・学習関連

・資格手当

・資格取得研修(CCNA、CCNP、AWS)

その他・年間休日125日以上・残業手当(超過分)

運用の実績を見ると、平均残業時間は月9.1時間(2026年2月期実績)と、情報通信業平均の16.4時間を下回っています。年平均の有給取得日数は11.7日で、有給取得率は公表されていません。育休復帰率は99.2%、男性労働者の育児休業取得率は78.3%(2026年2月期、提出会社)と、若い社員が家庭と両立するための運用実績もあります。残業が少ないぶん、資格学習の時間も確保しやすいと考えられます。

出典:
ボードルア「中途採用 募集要項」
ボードルア「数字で見るボードルア」
ボードルア「有価証券報告書」
厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025(令和7)年11月分結果速報」

ボードルアの求める人物像

ボードルア

求める人物像

未経験から資格を積み上げていける人
チームで信頼を得てリーダーになれる人
20代から責任ある役割を担える人

ボードルアの仕事を知ると中途採用 募集要項によると、常に向上心を持って学び続けられる人や、チームワークを大切にできる方、20代から裁量をもって働きたい方が求める人物像として示されています。

未経験から採用して自社で育てることが前提となるため、資格を自ら積み上げる力、チームで信頼を得る姿勢、若いうちから責任を引き受ける意欲の3つが重視されていると考えられます。面接では、学び続けた経験、チームで信頼を得た経験、若いうちに責任を引き受けた経験のどれを語れるかを整理しておくと良いでしょう。

未経験から資格を積み上げていける人

ボードルアは、未経験から資格を自分で積み上げていける人物を求めていると読み取れます。有価証券報告書(2026年2月期)では、専門人材の定義にCCNP資格の保有または社内認定試験Lv.2以上への合格が含まれ、社内認定試験は自主的な学習を促す位置づけとされています。会社は専門人材を508人から1,485人へ増やす計画を掲げており(2026年2月期から2029年2月期)、その入口が資格取得だからです。CCNPの取得者は537名(2026年2月現在)で、入社後も自分で目標を決めて学習を続ける力が必要といえます。

チームで信頼を得てリーダーになれる人

ボードルアは、チームで成果を出し、周囲から推薦されてリーダーになっていける人物を求めていると読み取れます。教育制度・キャリアパスによると、プロジェクトリーダーやマネージャーは、いずれも周りからの推薦を受けて就任しています。有価証券報告書(2026年2月期)でも「チームワークの向上」「カルチャー共感」が人材育成の柱に挙げられており、客先でチームを組む働き方が前提となっているからです。周囲から信頼を得て、協力し合う姿勢が欠かせません。

20代から責任ある役割を担える人

ボードルアは、20代のうちから責任ある役割を取りにいける人物を求めていると読み取れます。有価証券報告書(2026年2月期)では、入社1〜2年以内の若手の人数が多くなっていることが育成上の課題として挙げられ、専門人材・高度専門人材の定義にもサブリーダーやリーダーといったクラスが組み込まれています。若手が急増するなかで、早い段階から後輩の育成やリーダーを担う人材が必要とされているからです。実際、社員インタビューでは、2年目でプロジェクトリーダーや新人の育成を任された社員が紹介されています。

参考:
ボードルア「仕事を知る」
ボードルア「教育制度・キャリアパス」
ボードルア「中途採用 募集要項」
ボードルア「有価証券報告書」
ボードルア「中期経営計画・決算説明資料」
ボードルア「社員インタビュー(M.Kさん)」

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会社概要

会社名株式会社ボードルア
設立2007年4月
代表者代表取締役社長 冨永 重寛/代表取締役 藤井 和也
資本金6億530万円
本社所在地東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー17F
公式Webサイトボードルア
採用ページ

・中途採用 募集要項

・教育制度・キャリアパス

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