「Speeeはやばい」は事実と異なる!やめとけといわれる評判の理由を徹底解説

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この記事では、Speeeへの転職を検討している方に向けて、「やばい」「やめとけ」といわれている理由をお伝えします。ネット上の噂の真偽や、その背景にある実態を調査しましたので、ぜひ本記事で正しい企業理解につなげてください。

目次

Speeeはどんな会社?

Speeeは、「金融DX事業」「レガシー産業DX事業」「DXコンサルティング事業」の3つの事業セグメントを展開する東証スタンダード上場企業です。

不動産売却の一括査定サービス「イエウール」や外壁塗装の「ヌリカエ」、介護施設探しの「ケアスル 介護」など、商習慣が長く非効率が残る「レガシー産業」をテクノロジーでマッチングするプラットフォーム事業を主力としつつ、近年はステーブルコインやトークン化預金を活用した「金融DX事業」にも積極的に投資を行っています。2007年設立で、代表取締役CEOは大塚英樹氏です。

本記事では、公式データと客観的な事実から評判の真相を徹底解明します。

Speeeがやばいといわれている理由とは?

Speeeが「やばい」といわれている理由には、「残業が多く激務なのではないか」「業務量に見合った年収が得られないのではないか」「赤字決算で将来性が不安なのではないか」などさまざまな内容があるようです。ただし、憶測やイメージから噂が広がっている場合もあるため、公式情報から「Speeeがやばいといわれている理由」と「その真偽」を確かめていきましょう。

Speee

やばいといわれている理由

残業時間が長く、激務になりやすいから?
年収が低いから?
給与が上がりにくいから?
DXコンサルティングや新規事業開発の仕事の難易度が高いから?
海外子会社の不適切な支払い問題が報じられたから?
赤字決算や株価下落が起きているから?

残業時間が長く、働き方が不安定になりやすいから?

「Speeeは残業が長く、働き方が不安定になりやすい」という噂は、必ずしも事実とはいえないでしょう。Speeeが公式に公表しているデータの範囲内では、月の平均残業時間は開示されていないためです。

女性活躍推進企業データベースにおいて、同社の「一月当たりの労働者の平均残業時間」の項目は空欄となっており、公表されていませんでした。ESGデータ集にも、平均残業時間・時間外労働に関する具体的な記載は見当たりませんでした。一方で、働き方に関する指標の一つである有給休暇取得率は68.80%と開示されており、全国の有給取得率の平均の58.3%を10.5ポイント上回っています。なお、厚労省が公開している情報通信業の有給取得率63.2%も5.6ポイント上回っています。このことから休暇取得の面では全国・業界ともに平均以上の水準にあることがうかがえます。

Speeeに限らず、部署や担当する業務によって働き方は異なる可能性があります。転職を検討している場合は、応募時に配属予定部署の繁忙期や残業時間など、実際の働き方について確認しておくと安心です。

参考: 
Speee「女性活躍推進企業データベース(企業詳細)」 
Speee「ESGデータ集」 
厚生労働省「令和4年就労条件総合調査 結果の概況

年収が低いから?

結論からお伝えすると、Speeeの年収が低いという噂は、一部事実といえるでしょう。Speeeの平均年間給与は573万1,000円であり、全国平均および業界平均を上回っているものの、同業のnyleと比較すると下回る水準にとどまっています。

全国の給与平均である396万4800円に対して、同社の平均年収573万1,000円は176万6200円上回っており、情報通信業の平均年収に該当する4,69万2,000円に対しても103万9,000円上回っています。

ただし、競合他社であるnyleの平均年収の605万5000円と比べれば32万4000円低い水準にとどまっている状況です。

とはいえ、平均年収はあくまで全社員を均した数値であり、実際の年収は職種・等級・経験年数によって大きく変動します。nyleとの差も32万4,000円、率にして5%程度です。全国平均・業界平均を上回っている事実を踏まえれば「業界内で見劣りする」と断定するほどの差ではありません。

年収を判断材料にする際は、平均値の比較に加えて、評価制度や昇給ペースなど、個人の年収推移に関わる要素も併せて確認することをおすすめします。

参考: 
Speee「有価証券報告書」 
nyle「有価証券報告書
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

給与が上がりにくいから?

Speeeの「給与が上がりにくい」という噂は、一部事実といえます。以下の表は有価証券報告書による平均年間給与を表したものです。

期間平均年間給与前期比
第16期(2023年9月期)559万円
第17期(2024年9月期)580万3,000円+21万3,000円(約3.8%)
第18期(2025年9月期)573万1,000円-7万2,000円(約1.2%)

表からわかる通り、同社の年収は増加と減少が交互に起きています。ただし2期分を通算すると559万円から573万1,000円へ、実額では14万1,000円の約2.5%増えています。これは「一貫して右肩上がりではない」という点では噂が正しい一方で、「まったく上がっていない」という点では噂は間違っているといえます。

第18期の減少については、新規採用による人員構成の変化が平均給与を押し下げた可能性が考えられます。有価証券報告書によると、単体従業員数が第17期末の563人から第18期末には601人へと38人増加しており、「事業の拡大に伴う人員の増加」と説明されています。ただし、Speeeは給与が減少した理由そのものを直接的には説明しておらず、この点は断定できません。

転職を検討する際は、昇給や賞与がどのような基準で決まるのか、業績が給与にどの程度反映されるのかを選考時に確認しておくと、入社後のミスマッチを防ぎやすいでしょう。

参考: 
Speee「有価証券報告書

DXコンサルティングや新規事業開発の仕事の難易度が高いから?

「DXコンサルティングや新規事業開発の仕事は難易度が高い」という噂は、正しいといえます。Speeeは有価証券報告書で、計画通りに新規事業が進まず損失を生むリスクや事業開発や技術力のある高度な専門人材の確保が課題であることを明示しています。

Speeeが手がける事業領域は非常に幅広く、公式サイトの事業紹介によると以下3領域の事業展開を行っています。

  • AI Growth Consulting、Bantner、SPEC&COMPANYなどDXコンサルティング
  • 不動産・リフォーム・介護の3領域にまたがる複数サービスレガシー産業DX
  • ステーブルコインを用いた国際送金基盤等の金融DX

これらの事業は前提知識も商慣行もまったく異なっており、同時に運営するためには高度な専門人材の獲得および育成が必須になります。

加えて、Speeeが主軸としている新規事業開発そのものが本来的に成功率の低い取り組みであることも見逃せません。中小企業庁によれば、新事業展開に踏み切れない企業が挙げる課題として「必要な技術・ノウハウを持つ人材が不足している」が43.8%と半数近い割合を占めています。このことから新しい事業を軌道に乗せることが一般的にどれだけ難しいかがうかがえます。

ただし、業務の難易度を下げつつ成功率を高める工夫もなされています。有価証券報告書によれば、同社の強みの一つは「独自システムを利用したオペレーションの最適化」であり、事業間で共通の基盤をベースにシステムを構築することで、顧客満足度とオペレーション効率を両立させています。

また、各事業を横断させて査定・見込み顧客データやマーケティングデータを活用し、予測モデルや自動最適化プログラムに転用する仕組みも整えており、新領域に踏み出すたびにゼロから知見を積み上げる必要がない設計になっています。実際に公式メディアのSpeezでは「事業成功率50%を誇る」と発表しており、一般的な新規事業の成功率と比べてかなり高い水準を維持していることがわかります。

参考: 
Speee「有価証券報告書」 
中小企業庁「中小企業白書(2017年版)」 
Speez「Speeeの考える事業経営・事業開発とは

海外子会社の不適切な支払い問題が報じられたから?

結論からいうと、「海外子会社で不適切な支払いがあった」という噂は必ずしも事実とは限りません。

有価証券報告書(第18期)では、海外子会社について「2021年9月にインドネシア子会社(PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARA)の全株式を譲渡した」と記載されているのみで、不適切な取引や不正に関する内容はありません。また、過去の訂正有価証券報告書も、リース取引に関する注記事項の追加など技術的な修正が中心で、海外子会社に関する問題ではありませんでした。

一方で、Speeeは過去に信託型ストックオプションを巡る税務上の見解の相違や、それに伴う訴訟・特別損失を公表しています。こうした出来事が混同され、「海外子会社の不適切な支払い」という噂につながった可能性も考えられます。

参考: 
Speee「有価証券報告書」 
Speee「IRライブラリー(有価証券報告書一覧)

赤字決算や株価下落が起きているから?

Speeeの「赤字決算や株価下落が起きているから?」という噂は正しいと言えます。しかし、経営不振であるとは言い切れません。赤字の要因は必ずしも財務基盤自体が急速に悪化しているわけでもないためです。

以下の表は有価証券報告書に基づくSpeeeの利益の推移を示しています。

経常利益/損失純利益/損失
第15期(2022年9月期)15億9,000万円10億8,000万円
第16期(2023年9月期)8億5,000万円△10億4,000万円
第17期(2024年9月期)5億9,000万円2億4,000万円
第18期(2025年9月期)△6億6,000万円△9億5,000万円

経常利益は第15期をピークに3期連続で悪化し、第18期に赤字転落しています。ただし赤字の中身は一様ではありません。

同様に同社の有価証券報告書には、第16期の純損失は、信託型ストックオプションの課税方針への対応に伴う一時的な特別損失が原因で、経常利益・営業利益自体は黒字でした。第18期の赤字は、金融DX事業への先行投資が主因で、同事業のセグメント損失は約12億6,000万円となっています。

また、株価下落についても一部事実といえるでしょう。有価証券報告書で発表された株主総利回りは5期連続でTOPIXを下回り続けています。

株主総利回り配当込みTOPIX
第14期(2021年9月期)89.6127.5
第15期(2022年9月期)48.9118.4
第16期(2023年9月期)72.4153.7
第17期(2024年9月期)49.4179.2
第18期(2025年9月期)46.3217.8

しかし、経営の安定性を示す自己資本比率は第16期44.6%から第17期53.5%、第18期49.2%と推移しており、減少傾向ではあるものの財務基盤が急速に悪化しているわけではありません。

Speeeの赤字決算や株価下落は、事実として確認できますが、その中身を一括りに「経営不振」と捉えるのは正確ではありません。「赤字決算や株価下落が起きているから」という噂は正しい一方で、それが即座に経営の危機を意味するとは限らず、投資フェーズが今後どのように収益へつながるかを見極める必要があります。

参考: 
Speee「有価証券報告書」 
Speee「IRライブラリー(有価証券報告書一覧)」 
財務省「法人企業統計調査 調査の結果

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Speeeに向いている人の特徴

Speeeに向いている人は、決められた業務をこなすだけではなく、自ら課題を見つけて事業づくりに挑戦したい人です。特に、20代から新規事業の立ち上げに関わりたい人や、マーケティング・DX領域で戦略立案から実行まで幅広い経験を積みたい人は、Speeeの環境と相性がよいでしょう。また、複数の事業や職種を経験しながら、自分の専門性を広げていくゼネラリストを目指す人にも向いている企業です。

20代でもゼロから事業立ち上げを経験したい人
マーケティング×DXを上流戦略〜実装・プロダクトまで横断するキャリアを目指す人
複数回のキャリアチェンジを経験したゼネラリストを目指す人

20代でもゼロから事業立ち上げを経験したい人

Speeeに向いているのは、20代のうちから裁量を持ってゼロから事業を立ち上げたい人です。コンサルティングファームや単一プロダクトのSaaS企業では、役割が顧客への提案や特定機能の開発に閉じがちです。しかしSpeeeでは、社内で新規事業を生み出す仕組みを複数運営しており、若手であっても事業責任者に登用される機会が制度として設計されています。

未来を引きよせる"事業開発集団"Speeeの遺伝子によると、年齢や入社年次を問わず全社員が参加できる事業プランコンテスト「Entre」(優勝者は事業責任者を任されることもある)をはじめ、役員主導の長期タスクフォース「Board+」、専任の「新事業戦略室」など複数の制度が運営されています。また、Speeeは「特に、新規事業を立ち上げ、拡大・成長させていくための事業開発力・マネジメント能力を有する人材や、システム技術分野のスキルを有する人材、高度な専門性を持つコーポレート人材の確保に努める」としており、事業を生み出し成長させる人材の獲得・育成を重視しています。さらにた、新卒採用コンセプト「事業経営という、難問を解く。」の策定リリースでは、「連鎖的な複数事業を立ち上げスケールさせる」ことを「ただ一つの事業を開発することより遥かに高難度」な経営課題と位置づけています。実際に、新卒3年で3つの新規事業に従事した事例や、入社2〜3年目で事業責任者としてメンバーを30人から120人規模まで拡大した事例が、公式の社員インタビューで紹介されています。

若手抜擢の制度と実例がそろっていることから、「20代でもゼロから事業立ち上げを経験したい人」にとって、Speeeは機会を得やすい環境といえるでしょう。

参考: 
Speee「未来を引きよせる"事業開発集団"Speeeの遺伝子」 
Speee「社内制度」 
Speee「新卒採用コンセプト「事業経営という、難問を解く。」の策定」 
Speee「Speeeの多様なキャリアパスー社員インタビュー集」 
Speee「Interview01

マーケティング×DXを上流戦略〜実装・プロダクトまで横断するキャリアを目指す人

Speeeに向いているのは、マーケティング支援だけでなく、事業戦略の設計から施策の実行、自社プロダクトの開発まで幅広く経験したい人です。Speeeの特徴は、特定領域の専門性と、事業全体を見渡す上流工程の両方に関われる点です。

実際に、主力サービスのAI Growth Consultingでは、顧客の事業全体を支援する専門チームを組成し、マーケティング施策だけでなく、データ分析やプロダクト改善まで取り組んでいます。また、自社開発のマーケティングDX支援ツール「Markeship」にAI機能を追加するなど、自社サービスの開発・改善にも力を入れています。このように、特定の施策に精通するだけでなく、顧客の事業成長に向けた戦略設計から実行まで一貫して携われる点がSpeeeの特徴です。

そのため、マーケティングやDX領域で、上流の戦略設計から実行、さらにプロダクト開発まで幅広い経験を積みたい人にとって、Speeeは成長機会の多い環境といえるでしょう。実際に、新卒採用サイトの社員インタビューでは、マーケティングインテリジェンス事業本部でWebマーケティングのアナリストとして分析業務を担当していた社員が、社内の業務効率化ツールの開発ディレクションを経験したのち、新規事業「UZOU」のプロダクトマネージャーとして、事業の立ち上げからコンセプト策定、黒字化に向けた課題解消までを担当した事例が紹介されています。

参考: 
Speee「ブランドステートメント「DX Democracy」の策定」 
Speee「AI Growth Consulting」 
Speee「マーケティングDX支援ツール「Markeship」へのAI機能追加

複数回のキャリアチェンジを経験したゼネラリストを目指す人

Speeeに向いているのは、社内でさまざまな職種や事業を経験しながら、幅広い知識を持つゼネラリストを目指したい人です。Speeeでは、事業部や職種をまたいだ異動制度を設けています。制度・福利厚生ページでも、異なるキャリアを経験することが社員の成長につながるだけでなく、新規事業への人材輩出や組織の活性化にもつながる取り組みとして紹介されています。

実際に、公式採用サイトでは、マーケターがプロモーション領域だけでなくアルゴリズム開発に関わった事例や、アナリストが事業開発プロジェクトを兼務した事例が紹介されています。また、社員インタビューでも、Webアナリストから事業企画、事業部長へキャリアを広げた社員や、複数の事業領域を経験してきた社員の事例が掲載されています。

このように、Speeeでは一つの専門領域を深めるだけでなく、複数の事業や職種を経験しながらキャリアの幅を広げる機会があります。そのため、将来的に事業全体を見渡せる人材を目指したい人にとって、成長しやすい環境といえるでしょう。

参考: 
Speee「制度・福利厚生」 
Speee「クロストーク」 
Speee「Speeeの多様なキャリアパスー社員インタビュー集

Speeeに向いていない人の特徴

Speeeに向いていない可能性のある人の特徴は、特定の技術・業界を突き詰めるスペシャリスト志向の人です。

超特化型スペシャリストを目指す人
特定の部署やチームでじっくり腰を据えて働きたい人
Vertical SaaS(特定業界専門SaaS)のプロフェッショナルを目指す人

超特化型スペシャリストを目指す人

Speeeにあまり向いていない可能性があるのは、特定の技術領域を突き詰める専門性を軸に、研究者・スペシャリストとしてキャリアを積みたい人です。

AI Growth Consultingの公式サービスページによると、Speeeは「事業を開発する、という事業。」というビジョンを掲げ、リード獲得からインサイドセールス、経営層への提案、カスタマーサクセスに至るまでバリューチェーン全体を通じた事業成長への貢献を重視する方針を示しています。また、Speee公式開発者ブログでは、AI時代のエンジニアに「事業ドメイン・顧客の業務プロセスへの深い理解(業務解像度)」と「AI技術解像度」の両方を同時に磨くことが求められると明記されており、技術単体の探求にとどまらない役割が前提とされています。

特定の技術やマーケティング手法を中心に専門知識を深めたいのであれば、代理店や専門特化型のコンサルティング会社を志望する方が純粋な専門性を追求しやすいでしょう。

参考: 
Speee「AI Growth Consulting」 
Speee「AI時代の市場価値を高める:「二つの解像度」を磨くSpeee DXエンジニアの成長環境

特定の部署やチームでじっくり腰を据えて働きたい人

特定の部署や専門領域にとどまり、同じチームで腰を据えてキャリアを築きたい人もSpeeeに向いていない可能性があります。Speeeには、事業部や職種をまたいで異動できる「Growing」という制度があり、複数のキャリア経験を通じた成長や、既存事業から新規事業への人材輩出を後押ししています。

ただし、異動の頻度や、全社員に異動を求めるような運用実態までは公開情報から確認できず、本人の意向に応じてキャリアを選べるとも説明されているため、異動が一律に前提となっているわけではなさそうです。

ただし、こうした制度がある以上、特定の専門領域やチームへの長期在籍を重視する人は、複数分野に挑戦しながらキャリアの幅を広げたい人に比べるとなじみにくい可能性があります。

参考: 
Speee「社内制度ページ」 
Speee「有価証券報告書(第18期)」 
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

Vertical SaaS(特定業界専門SaaS)のプロフェッショナルを目指す人

Speeeにあまり向いていない可能性があるのは、1つの業界のVertical SaaS(特定業界専門のSaaS)でキャリアを目指していきたい人です。

Speeeは「1つの業界に特化したSaaSを作り込む会社」ではなく、業界も事業形態もまたいで複数の事業を立ち上げていく「事業経営」に軸足を置いた会社です。実際に、Speeeの主力サービスは、不動産・リフォーム・介護向けのマッチングプラットフォームやコンサルティング、ブロックチェーン基盤などが中心で、SaaSと呼べる自社サービスはごく一部になります。

そのため、Vertical SaaSのプロとして1つの業界・プロダクトに長く向き合いたい人よりも、複数の業界・事業を横断しながらゼロから事業を立ち上げる経験を積みたい人のほうが、Speeeとは相性がよいでしょう。

そのため、Vertical SaaSのプロフェッショナルとして1つの業界・プロダクトに向き合いたい人にとっては、Speeeが得意とする事業展開の形とキャリアの方向性が噛み合わない可能性があります。

一方、特定のSaaSプロダクトを極めることより、複数の業界・事業形態を横断しながら事業をゼロから立ち上げる経験を積みたい人には、相性のよい環境といえるでしょう。

参考: 
Speee「事業紹介」 
Speee「ヘルスケア事業部での0→1フェーズのプロダクト開発」 
Speee「新卒採用コンセプト「事業経営という、難問を解く。」の策定」 
Speee「Interview01

Speeeによくある質問

Speeeへの転職でよくある質問を洗い出しました。「未経験でも転職できるか」「勤続年数が短いのは大丈夫か」「選考フローはどうなっているか」など、気になることがある方はチェックしてみましょう。

Q1.未経験の業界・職種からでもSpeeeに転職できますか?

未経験の業界・職種からでも、Speeeへ転職できる可能性はあります。社員インタビュー記事によると、業界未経験の状態でSpeeeに中途入社し、その後BX事業・SAM事業のマーケティング領域で活躍した事例が紹介されています。

応募に必要な経験やスキルは職種・ポジションによって異なるため、未経験者を積極的に採用しているかどうかや応募要件については、募集要項で事前に確認することをおすすめします。

参考: 
Speee「ESGデータ集」 
Speee「社員インタビュー記事

Q2.平均勤続年数が短いと聞きましたが、定着率は大丈夫でしょうか?

平均勤続年数が短いことは事実ですが、それだけで定着率が低いとは言えません。

Speeeは公式的に定着率を直接的に明示はしておらず、有価証券報告書で確認できるのは平均勤続年数3年2ヶ月(2025年9月期)という数字のみです。また、この数値は厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」による一般労働者の全国平均12.4年と比べると大きく下回っています。

一方で、有価証券報告書(第16期・第17期)によれば、単体の従業員数は第16期の478人から第17期には563人へと約18%増加しており、積極的な採用を続けていることが示されています。急成長中の企業では新入社員の割合が自然と高くなるため、離職率そのものが高くなくても、平均勤続年数という指標は短く出やすい構造があります。つまり平均勤続年数の短さは、成長企業にありがちな「入口の広さ」を反映している可能性があり、それだけで定着率の悪さを意味するわけではありません。

転職を検討する際は、離職率や退職理由、定着支援の取り組みについて、選考時に確認しておくと実態を把握しやすいでしょう。

参考: 
Speee「有価証券報告書」 
Speee「制度・福利厚生」 
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

Q3.選考の応募はどこから行えますか?

中途採用のエントリーは、公式の採用プラットフォーム「HERP Careers」から職種ごとに募集が行われています。

参考:Speee「採用ページ

Q4.選考フローや面接回数はどのようになっていますか?

公式サイト上では書類選考から複数回の面接を経て内定に至る一般的な流れが想定されますが、具体的な面接回数や所要期間は職種・ポジションによって異なり、公式には一律の情報として公開されていません。応募時にHERP Careers上の募集要項、または選考案内で個別に確認するのが確実です。

Q5.リモートワークやフレックスタイムは利用できますか?

リモートワークを利用できるケースはありますが、制度の適用範囲や利用条件は公開されていないため、応募時に確認することをおすすめします。

実際に、公式オウンドメディアでは、新規事業の立ち上げに携わる社員が、子どもの誕生前後にリモートワークを活用した事例が紹介されています。一方で、リモートワークやフレックスタイム制度の適用対象や利用条件については、公式サイト上で詳細が明記されていません。そのため、希望する働き方が可能かどうかは、応募する職種や配属部署も含めて、選考時に確認しておくと安心です。

参考:Speee「Speeeのライフワークバランス

Q6.給与や評価はどのように決まりますか?

Speeeでは、四半期ごとの目標(コミットメント)の達成状況をもとに評価が行われ、給与は半期ごとに見直されます。評価制度は、四半期ごとのコミットメント設定と半期ごとの給与改定を基本サイクルとして運用されています。

なお、実際の給与水準や提示年収は、職種・経験・スキル・ポジションによって異なります。そのため、応募する職種の想定年収や評価基準については、選考時に確認しておくことをおすすめします。

参考: 
Speee「有価証券報告書」 
Speee「制度・福利厚生

Speeeの面接時に聞いておくべき質問

Speeeへ転職するにあたって、面接の最後にある「逆質問」はアピールの場であると同時に、あなた自身が企業を評価する貴重なチャンスです。ここでは、Speeeの面接時に聞いておくべき質問を3つご紹介します。

事業立ち上げ・0→1の再現性に関する質問

聞き方のNG例

新規事業はどのようにして生まれるのですか?

聞き方のお手本例

事業として立ち上がるアイデアと、撤退・見送りになるアイデアの境界線は、どういったところにありますか?

1つ目は、事業立ち上げ・0→1の再現性に関する質問です。

NG例は受け身で、自身で調べれば十分に知りえる情報です。対してお手本例は、Speeeの強みである「事業創出の仕組み」に一歩踏み込んだ質問です。公式サイト等には掲載されていないSpeeeならではの本質的な回答をもらえるでしょう。

参考:Speee「未来を引きよせる"事業開発集団"Speeeの遺伝子

DX支援・顧客課題へのアプローチに関する質問

聞き方のNG例

御社のDX事業の強みは何ですか?

聞き方のお手本例

祖業のSEOサービスから現在の幅広いDXコンサルティングまで広げられたその経緯や背景をお伺いしたいです。

2つ目は、DX支援・顧客課題へのアプローチに関する質問です。

NG例のような一般的な強みの確認ではなく、現在の姿にいたるまでの来歴を知ることで事業に対する解像度を高めることができます。

Speeeのマーケティング支援は、単なるSEOやWeb広告の最適化にとどまらず、顧客のデータ基盤や業務DXにまで踏み込む点が特徴です。強みではなく現在のサービスにまで発展した経緯を聞くことで、同社がどのように事業と向き合っているかを理解できるでしょう。

参考:Speee「AI Growth Consulting

複数事業で収益を上げ続けられている方法について

聞き方のNG例

どうやって領域の異なる複数事業の利益を伸ばし続けているのですか?

聞き方のお手本例

異動によって個人の経験の幅は広がる一方、事業側は異動のたびに知見を積み直すコストも発生すると思います。この両立をどう図っているのでしょうか。

ここでは、SPeee自身の強みである「複数事業を立ち上げて利益を出す方法」についての質問です。

NG例は、「複数事業をどう伸ばしているか」という漠然とした問いで、多角化しているどの会社にもそのまま使い回せます。また、「各事業の担当者が頑張っているので」といった一般論でも答えられてしまい、深い会話にはつながりません。

お手本例は、Speeeが有価証券報告書で強みとして挙げている「事業間で共通の基盤をベースに、独自システムを構築している」という具体的な仕組みを理解したうえで、それが実際の収益性にどうつながっているかを尋ねています。

有価証券報告書の記述を根拠にした具体的な問いなので、面接官の印象に残るだけでなく、踏み込んだ話を引き出しやすい逆質問になっています。

参考: 
Speee「Speeeの考える事業経営・事業開発とは」 
Speee「Webアナリティクス事業について(後編/キャリア編)」 
Speee「既存事業のゼロイチを成功させる、実行を見据えた戦略設計

Speeeについての詳細

Speeeは、単一の事業・サービスの運営にとどまらず、複数の事業を同時に育て上げる「事業経営」を専門とする企業です。

Speeeの特徴は、特定の業界・サービス領域への特化ではなく、CEO自らが提唱する「事業経営」という独自の経営スタイルを実践している点です。天才的なリーダーやスーパーエンジニア個人の能力に頼るのではなく、複雑な難問を解き尽くすための態度とスタイルを組織で共有しながら、性質の異なる複数の事業を規律をもって連鎖的に発展させています。単なる複数事業の運営者ではなく、「事業経営」という手法そのものを競争力とする実践者として、事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。

事業・仕事内容

Speeeは、企業公式サイトにおいて「解き尽くす。未来を引きよせる。」というミッションを掲げ、単一の課題解決にとどまらず複数の事業を一定の規律で連鎖的に発展させる独自の経営スタイル「事業経営」を実践する企業です。

事業領域は「レガシー産業DX事業」「DXコンサルティング事業」「金融DX事業」の3つで構成されており、企業公式サイトの事業紹介によると、不動産一括査定の「イエウール」、外壁塗装の「ヌリカエ」、介護施設探しの「ケアスル 介護」といった商習慣の長い既存産業向けのマッチングプラットフォームを展開するほか、データ分析・AIを活用したDXコンサルティングサービス「Bantner」「AI Growth Consulting」「SPEC&COMPANY」、そしてステーブルコインやトークン化預金を扱う子会社Datachainを通じた金融DX事業にも取り組んでいます。

事業セグメント主なサービス・特徴
レガシー産業DX事業不動産一括査定「イエウール」、外壁塗装「ヌリカエ」、介護施設探し「ケアスル 介護」など、既存産業向けマッチングプラットフォーム
DXコンサルティング事業データ分析・AIを活用した「Bantner」「AI Growth Consulting」「SPEC&COMPANY」などのコンサルティングサービス
金融DX事業子会社Datachainを通じたステーブルコイン・トークン化預金関連の金融DXサービス

参考:Speee「事業紹介

Speeeの会社概要

会社名株式会社Speee (カブシキガイシャ スピー)
設立2007年11月29日
代表者代表取締役CEO大塚 英樹
資本金2,900,629千円(2025年9月30日付)
本社所在地東京都港区六本木3-2-1 六本木グランワー35階、39階
公式Webサイトhttps://speee.jp/
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