当サイトはFactBoard株式会社が運営しています。本ページは一部PRを含みます。この記事では、バルミューダへの転職を検討している方に向けて、「やばい」「やめとけ」といわれている理由をお伝えします。ネット上の噂の真偽や、その背景にある実態を調査しましたので、ぜひ本記事で正しい企業理解につなげてください。
目次
当サイトはFactBoard株式会社が運営しています。本ページは一部PRを含みます。この記事では、バルミューダへの転職を検討している方に向けて、「やばい」「やめとけ」といわれている理由をお伝えします。ネット上の噂の真偽や、その背景にある実態を調査しましたので、ぜひ本記事で正しい企業理解につなげてください。
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バルミューダは、独自の技術とデザイン性を追求した生活家電を展開するメーカーです。メインの家電事業では、キッチン家電のスチームトースターやオーブンドリップ式コーヒーメーカー、空調家電の扇風機や空気清浄機などの企画・デザイン・設計を自社で行い、製造は外部工場に委託するファブレス体制で製造・販売しています。近年はこの家電事業に加え、新規事業として小型風力発電機の研究開発にも取り組んでいます。
本記事では、公式データと客観的な事実から評判の真相を徹底解明します。
バルミューダが「やばい」といわれている理由には、「平均勤続年数が短く離職率が高いから?」「業績悪化で将来性が不安だから?」などさまざまな内容があるようです。ただし、憶測やイメージから噂が広がっている場合もあるため、公式情報から「バルミューダがやばいといわれている理由」と「その真偽」を確かめていきましょう。
バルミューダ
やばいといわれている理由
「平均勤続年数が短く離職率が高い」という噂は、一部事実といえます。バルミューダの有価証券報告書(2025年12月期)によると、平均勤続年数は4.5年です。また、厚生労働省による製造業平均の14.9年を大きく下回り、3分の1以下の水準にとどまっています。一方で、離職率そのものについては公式データが開示されておらず、確認することができません。
ただし、同報告書の「人材育成及び社内環境整備に関する方針並びに目標、実績」では、「このミッションに共感する優秀な人材の採用と育成、定着、及び多様な人材が活躍できる社内環境の整備が不可欠である」と、人材の定着を経営課題の一つとして位置づけ、具体的な施策を推進していることが明記されています。
「平均勤続年数が短く離職率が高い」という噂が広がった背景は、実際に平均勤続年数が短いことから、「離職率も高いのではないか」というイメージにつながっていると考えられます。しかし、勤続年数の短さと離職率の高さは本来別の指標であり、イコールではありません。転職の際は、勤続年数や離職率の指標だけでなく、働きやすさなどにも注目して情報を収集することをおすすめします。
参考:
バルミューダ「有価証券報告書」
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
「業績悪化で将来性が不安」という噂は、一部事実といえます。業績悪化については、公式資料から明確に確認できる一方、将来性そのものを否定することまではできません。
| 年度 | 売上高(連結) | 営業利益率 | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 183億6,800万円 | 8.26% | 57.8% |
| 2022年12月期 | 175億9,500万円 | 0.43% | 63.7% |
| 2023年12月期 | 130億1,100万円 | -10.57% | 54.7% |
| 2024年12月期 | 124億6,200万円 | 0.1% | 70.4% |
| 2025年12月期 | 101億1,500万円 | -8.56% | 60.3% |
有価証券報告書(2025年12月期)によると、2021年12月期の売上高183億6,800万円・営業利益率8.26%をピークに、2022年以降は営業利益率が低迷しており、2024年12月期に一時的な黒字化(営業利益率0.1%)を挟みつつも、2023年12月期(営業利益率-10.57%)と2025年12月期(同-8.56%)は営業赤字に至っています。黒字化と赤字転落を繰り返すこうした業績のブレそのものが、外部から見て「先行きが読みにくい」という印象を強め、「将来性が不安」という噂につながりやすい面があると考えられます。
さらに同資料「継続企業の前提に関する重要事象等」によると、2025年12月期は経常損失9億400万円、親会社株主に帰属する当期純損失15億9,600万円を計上したほか、取引銀行2行との当座貸越契約に付された財務制限条項(純資産の部の金額を基準日の75%以上に維持すること)に抵触したことが明記されています。これらの状況を受け、同資料では「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しています」とされており、監査法人による監査報告書でも「継続企業の前提に関する重要な不確実性」として言及されています。
一方で、バルミューダはコスト構造の見直しや製品別・地域別の販売戦略の最適化、当座貸越枠の継続利用に向けた金融機関との協議など対応策を進めているとしています。自己資本比率60.3%は財務省による製造業平均50.30%を上回っており、財務基盤が直ちに毀損している状況ではありません。業績悪化と、それに伴う継続企業の前提の重要な不確実性は公式資料が裏付ける事実ですが、対応策の実行状況や今後の事業環境次第で状況は変わり得るため、将来性そのものを否定することまではできないといえます。
参考:
バルミューダ「有価証券報告書」
財務省「法人企業統計調査 調査の結果」
「トップダウン経営」という噂は、一部事実といえます。代表取締役社長の寺尾玄氏は、発行済株式の67.86%を保有する大株主であり、経済的な影響は極めて大きい状況にあると判断できるものの、実際の意思決定プロセスがどの程度特定の個人に依存しているかを示す公式情報は確認できないためです。
有価証券報告書(2025年12月期)「事業等のリスク」の「大株主について」の項目によると、「当社の代表取締役社長である寺尾玄が、当連結会計年度末現在で発行済株式総数(自己株式を除く)の67.86%を所有しており、引続き大株主となる見込みです」と明記されていおり、株式保有という客観的な数値の面では、経営における影響力が極めて大きいことが確認できます。
一方で、取締役会は社外取締役が4名(片山礼子氏、中嶋清昭氏、森満彦氏、永井公成氏)を占め、社外取締役比率は66.7%と、ガバナンス体制は整っています。同資料には、「当社グループでは、取締役会等で情報共有を進めるとともに、権限委譲により、同氏へ過度に依存しない体制を構築してきました」とも明記されています。
創業者である寺尾氏が発行済株式の7割弱を保有していることは、経営における意思決定権が創業者に集中しやすい構造であることを示しており、「トップダウン経営」という印象につながりやすいと考えられます。会社側も、こうした代表者への依存リスクを事業リスクとして自ら開示しており、権限委譲や人材育成を通じて依存度を下げる取り組みを進めていると説明しています。取締役会の過半数を社外取締役が占める構成となっている点も踏まえると、経済的な支配力の大きさと、制度上のガバナンス体制の整備は、別の軸として捉える必要があります。
参考:バルミューダ「有価証券報告書」
「女性の管理職が少ない」という噂は、必ずしも事実とはいえません。バルミューダの女性管理職比率に関する公式データそのものが開示されておらず、確認できないためです。
有価証券報告書(2025年12月期)における女性管理職比率等の開示は、女性活躍推進法等に基づき企業自身が当該指標を公表している場合にのみ義務付けられており、バルミューダの従業員数104名(単体)は、女性活躍推進法上の詳細な情報公表義務の対象規模(一般に301人以上)を下回っています。バルミューダの公式サイトを確認した限り、女性管理職比率に関する自主的な開示、および女性の活躍推進に向けた具体的な取り組みについての記載も見当たりません。
なお、役員構成における女性比率は16.7%(6名中1名)であることが確認できますが、これは管理職全体の比率を示すものではありません。役員における女性比率が16.7%にとどまっていることが、「女性がキャリア面で不利になりやすいのでは」という憶測につながっている可能性があるでしょう。
参考:
バルミューダ「企業概要(役員紹介)」
バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダのような有名企業・人気企業に転職したい方におすすめのハイクラス転職サイトを、厳選してご紹介します。
なお、以下からのコンテンツはPRを含みます。
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バルミューダに向いているのは、単一ブランドの世界観を磨き上げたい人、少人数の組織で経営や現場に近い距離で関わりたい人、家電の枠を超えて新しい挑戦をしたい人です。
バルミューダに向いているのは、ひとつのブランドの世界観を隅々まで磨き上げたい人です。
有価証券報告書(2025年12月期)によると、バルミューダは「家電事業」の単一セグメントで、自社ブランド「BALMUDA」の企画・デザイン・設計・開発を軸に事業を運営するファブレスメーカーです。単一のブランドに経営資源と意思決定のラインを集中させる体制であるからこそ、意匠やコミュニケーションの方針を複数の案件に分散させることなく、一つの世界観として積み上げていくことが求められると考えられます。
採用情報のよくあるご質問によると、「デザイナーは最良のアウトプットを出すため、妥協のない仕事をする人が多く在籍しています」と説明されています。また、社長は「現在でもクリエイティブディレクターを兼任しており、誰よりもストイックに商品企画や開発に深く関わります」とされており、経営トップ自身がデザインの現場に深く関与していることがうかがえます。同ページによると、エンジニア・デザイナー職種は専門業務型裁量労働制の対象とされており、時間管理よりも成果そのものに重きを置いた働き方が前提となっています。
こうした環境は、ひとつのブランドの世界観を隅々まで磨き上げたい人にとっての活躍の場になるといえるでしょう。
参考:
バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダ「採用情報」
バルミューダの中でも、プロダクト開発(企画・設計を横断するポジション)に向いているのは、経営や現場との距離が近い少人数の組織でものづくりに関わりたい人です。
有価証券報告書(2025年12月期)によると、バルミューダの従業員数は104名です。開発ストーリーによれば、その中でエンジニアチームは「現在はエンジニアが数十人に増え、社員の半数に」達しているとされています。100名規模の組織で機能ごとの人員がおのずと少人数になる体制のもとでは、一つの工程だけを担当し続けるより、企画・設計・意思決定の場に個人が直接関与する機会が生まれやすいと考えられます。
企画会議やデザインレビューに階層を経ずに直接参加できる環境であり、主力製品カテゴリーであるキッチン関連を含め、意思決定の場に近い距離で複数工程に関わる機会があると考えられます。担当領域を一つの工程に限定せず、企画からデザイン・設計まで前後の工程を理解したうえで判断する力が磨かれ、特定工程の専門性を深めつつ、隣接工程への関与範囲を自然に広げていけるキャリアパスも見込まれます。
こうした環境は、経営や現場との距離が近い少人数の組織でものづくりに関わりたい人にとっての活躍の場になるといえるでしょう。
参考:
バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダ「開発ストーリー」
バルミューダの中でも、事業開発(新規事業・海外事業)に向いているのは、家電の枠を超えて、新しい製品ジャンルや海外市場に挑みたい人です。
有価証券報告書(2025年12月期)によると、バルミューダは今後の成長に向けた新たな製品カテゴリーへの挑戦として、2023年8月に小型風力発電機の研究開発に取り組むことを発表し、研究開発を継続中です。また、2025年は米国を最重点地域に定め、製品展開の加速、販売拠点の開設、ブランド認知度の強化に取り組みました。家電という既存事業の枠を超えた製品領域と、新しい市場の両方に同時に踏み出す局面にあると考えられます。
バルミューダは、家電事業で培ってきた企画・デザインの知見を生かし、小型風力発電機の研究開発に取り組んでおり、2023年秋から屋外での実証実験を開始しています。バルミューダはBALMUDA Energy Projectで「電力を使う」だけでなく「作る」領域へと挑戦の幅を広げていくとしており、家電という既存カテゴリーの改良にとどまらず、事業ドメインそのものを広げる動きに携われる可能性があると考えられます。
こうした環境は、家電の枠を超えて新しい製品ジャンルや海外市場に挑みたい人にとっての活躍の場になるといえるでしょう。
参考:
バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダ「BALMUDA Energy Project」
バルミューダに向いていない可能性があるのは、複数のブランドや案件を横断したい人、大きな組織の中で専門領域を明確に区切りたい人、多くの取引先と短いサイクルで関係を結びたい人です。
バルミューダに向いていない可能性があるのは、複数のブランドや案件を横断して手がけていきたい人です。
前述のとおり、有価証券報告書(2025年12月期)によると、バルミューダは「家電事業」の単一セグメントで、自社ブランド「BALMUDA」の企画・デザイン・設計・開発を軸に事業を運営するファブレスメーカーです。単一のブランドに経営資源と意思決定のラインを集中させる体制のもとでは、日々の業務も一つのブランドの企画会議やデザインレビューを軸に回っていくと考えられ、発注元ごとに異なる要件へ合わせて進行を切り替えていくような働き方は、メインになりにくいでしょう。
一方、同業には自社ブランドに加えて他社ブランドの企画・デザインから量産試作までを受託する事業を持つ会社もあります。複数のクライアントやプロジェクトを横断して経験の幅を広げたい人には、そうした受託開発の環境の方が案件の切り替えを前提とした働き方に合いやすいと考えられます。
参考:バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダに向いていない可能性があるのは、大きな組織の中で、専門領域を明確に区切って担当したい人です。
有価証券報告書(2025年12月期)によると、バルミューダの従業員数は104名です。開発ストーリーによれば、そのうちエンジニアチームが社員の半数に達しているとされ、企画・デザイン等その他機能を担う人員は相対的に少人数で構成されていると考えられます。人員規模がこの水準にとどまる体制のもとでは、一つの職能だけを担当し、他部門とのやり取りを最小限に抑えるような役割分担は主流ではありません。
一方、同業には従業員規模がより大きく、職能ごとに担当が明確に分かれている会社もあります。専門領域を区切って深く担当したい人には、そうした体制の方が役割の境界がはっきりして働きやすいと考えられます。
参考:
バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダ「開発ストーリー」
バルミューダに向いていない可能性があるのは、多くの取引先と短いサイクルで新しい関係を結んでいきたい人です。
有価証券報告書(2025年12月期)によると、バルミューダの主要な販売先はTHE LIMO Co., Ltd.が売上高の18.1%、株式会社ミツバが11.5%を占め、この2社で約3割に達します。少数の主要パートナーへの依存度が高い体制のもとでは、多数の取引先を次々に開拓し、都度新しい関係を結んでいくような営業スタイルは中心には位置づけられていません。
一方、多数の取引先を横断的に開拓する前提の環境であれば、次々に新しい関係を築くこと自体を成果として示しやすいと考えられます。
参考:バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダへの転職でよくある質問を洗い出しました。「中途採用の選考フローは?」「未経験でも応募できる?」などについて、公式情報をもとに解説します。
バルミューダの採用情報によると、選考フローは「1次面接(人事、現場)→最終面接(代表、役員)→内定」という流れで進みます。ただし、選考回数や面接官は状況により変化するとの注記があります。また、希望する職種が採用情報に見当たらない場合でも「ご経験・ご希望に応じて、選考いたします」と明記されており、柔軟に応募を受け付ける姿勢がうかがえます。
参考:バルミューダ「採用情報」
未経験者の応募可否について、公式に明言した記載は見当たりませんでした。一方で、公式サイトのFAQでは「経験のある中途採用者が多く、20代〜60代まで幅広い年代の社員が在籍しています」と説明されており、経験者中心の採用が多い傾向がうかがえます。募集職種ごとの必須要件は、応募時の求人内容で確認することをおすすめします。
参考:バルミューダ「採用情報(よくあるご質問)」
フレックスタイム制やリモートワークは整備されています。有価証券報告書(2025年12月期)の「社内環境整備」の施策として、フレックスタイム制やリモートワーク、裁量労働制、時短勤務制度の導入が明記されています。
参考:バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダは2021年、携帯端末事業に参入し、同年11月に「BALMUDA Phone」を発売しました。お知らせによると、「同年11月に発売したBALMUDA Phoneに続く端末の開発を続けてまいりましたが、同事業の終了を決定しました」と発表されており、後継モデルの開発を継続していたものの、最終的に事業の終了に至ったことが明記されています。有価証券報告書(2025年12月期)には、この事業終了に伴い発生する将来負担の損失に備えるための「事業整理損失引当金」を計上していることも記載されています。
参考:
バルミューダ「携帯端末事業に関するお知らせ」
バルミューダ「有価証券報告書」
バルミューダの福利厚生は、通勤手当(月上限5万円)など、基本的なものが用意されています。また、エンジニア・デザイナー職には専門業務型裁量労働制、他職種にはコアタイム10〜15時のフレックスタイム制度が採用されています。定年は60歳ですが再雇用制度もあります。有価証券報告書(2025年12月期)によると、男性労働者の育児休業取得率は150.0%と高水準で、定期・特殊健康診断の100%受診徹底やストレスチェック、産業医面談、ノー残業デーの設定にも取り組んでいます。
バルミューダへ転職するにあたって、面接の最後にある「逆質問」はアピールの場であると同時に、あなた自身が企業を評価する貴重なチャンスです。ここでは、バルミューダの面接時に聞いておくべき質問を3つご紹介します。
新商品の企画は誰でも提案できると伺いましたが、提案する際に気をつけるべき点はありますか?
新商品企画の提案に興味があるのですが、実際に採用まで進む方に共通する特徴はありますか?
NG例のように「気をつけるべき点」を尋ねると、制度を確認しただけの受け身な印象にとどまり、実際にどんな提案が採用まで進んでいるかまでは踏み込めていません。お手本例のように、部署を問わず新商品提案ができる文化を前提に、採用まで進む提案の特徴を尋ねることで、会社の提案文化を理解したうえで自分がどう貢献できるかを考えている人だと伝わり、配属後すぐ自ら動き出せる人物だと期待してもらえます。
採用情報の「よくあるご質問」によると、「部署にかかわらず、誰でも新商品の企画・提案ができます」とされています。バルミューダでは部署を問わず全社員が新商品を提案できるという、職務の垣根が低い状態が生まれています。その状態は、提案する側にとって「何を出せば通るか」が見えにくいという不確実性を意味します。だからこそ、実際に採用まで進む提案とそうでない提案の違いを尋ねることは、入社後にどう提案を通していくかの仮説を持つために欠かせません。
参考:バルミューダ「採用情報(よくあるご質問)」
中途入社の方が、業務で苦労されるポイントはどのようなところですか?
庫内の反射板や温度の微調整を重ねる試作検証で、中途入社の方が最初にぶつかる壁はどこですか?
NG例のように「苦労されるポイント」を尋ねると、どの会社にもそのまま使える一般的な質問にとどまり、バルミューダ特有の開発プロセスへの理解までは伝わりません。お手本例のように、試作と検証を重ねながら仕様が並行して動いていく開発体制を前提に、具体的な壁を尋ねることで、経験を前提にしながらこの会社特有の壁だけを事前に見極めようとしている人だと伝わり、立ち上がりが早いと判断してもらえます。
「BALMUDA The Toaster」開発ストーリーによると、庫内の大きさや反射板の角度、ヒーター管の位置など少しでも変更があると焼き上がりが変わってしまうため、合計1,000時間の焼き上げ実験を行ってきたとされています。同ストーリーでは、技術チームが原理的な試作品を作り始めるころ、デザインチームも製品化に向けたデザインの検討を開始するという並行進行の開発体制が明かされています。この体制は、仕様が確定してから作業が始まる逐次型の開発とは違う不確実性を生みます。だからこそ、その環境で中途入社者が最初にぶつかる壁を尋ねることは、入社後の動き方の仮説を持つために欠かせません。
参考:バルミューダ「BALMUDA The Toaster 開発ストーリー」
配属後はどんなサポートをしていただけますか?
部署を超えた試作品の検討に加わった場合、入社後3か月程度でどこまでの提案や検証を任されますか?
NG例のように「配属後はどんなサポートをしていただけますか」と尋ねると、会社から与えられることを前提にした受け身の姿勢に映ってしまいます。お手本例のように、部署を超えた検討体制の中で役割が広がっていくことを前提に質問することで、入社後の具体的な行動量まで確認しているため、ギャップによる早期離脱の心配が小さいと感じてもらえます。
「BALMUDA The Cleaner Lite」開発ストーリーによると、新ジャンルの開発にあたってはデザインチームが先陣を切る役目を担い、数名のデザイナーとエンジニアを招集してランチをとりながら方向性を相談するところから始まったとされています。部署や役職にとらわれない少人数の非公式なやり取りから開発が動き出す体制がある中、中途入社者は自分の役割がどこまで広がるのか入社前には見えにくいという不確実性があります。だからこそ、入社後の一定期間でどこまでの提案や検証を任されるかを尋ねることは、入社後の動き方の仮説を持つために欠かせません。
参考:バルミューダ「BALMUDA The Cleaner Lite 開発ストーリー」
バルミューダは、独自の技術とデザイン性を追求した生活家電を展開するファブレスメーカーです。自社ブランド「BALMUDA」のもと、トースターやコーヒーメーカーなどのキッチン家電、扇風機や空気清浄機などの空調家電を中心に、企画・デザイン・設計・開発を自社で一貫して手がけ、製造は外部工場に委託しています。単一ブランドに意思決定を集中させ、意匠やコミュニケーションを分散させずに磨き込める点が強みです。
バルミューダの主力事業は、家電事業の単一セグメントです。トースターやコーヒーメーカーなどのキッチン家電、扇風機や空気清浄機などの空調家電を中心に、企画・デザイン・設計・開発を自社で行い、製造は外部工場に委託するファブレス体制で製品化を進めています。
近年は家電の枠を超えた新規事業にも取り組んでおり、2023年8月には小型風力発電機の研究開発に着手したほか、2025年は米国を最重点地域に定め、製品展開の加速や販売拠点の開設、ブランド認知度の強化を進めています。
こうした新規事業には、家電事業で培ってきた企画・デザイン・試作検証のノウハウが生かされています。デザインと技術を磨き込みながら量産化に落とし込む開発プロセスは、風力発電機のような異なる機構製品や、海外市場向けのブランド構築にも応用されています。
| 職種 | 主な業務内容 |
|---|---|
| プロダクトデザイナー/ビジュアルコミュニケーションデザイナー | 自社ブランドの企画・デザイン・設計 |
| プロダクト開発 | 企画・設計を横断したものづくり |
| 事業開発 | 新規製品カテゴリー・海外事業の立ち上げ |
参考:バルミューダ「有価証券報告書」
| 会社名 | バルミューダ株式会社 |
| 設立 | 2003年3月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 寺尾 玄 |
| 資本金 | 3,700万円 |
| 本社所在地 | 東京都武蔵野市境南町5-1-21 |
| 公式Webサイト | https://www.balmuda.com/jp/ |