当サイトはFactBoard株式会社が運営しています。本ページは一部PRを含みます。この記事では、くろがね工作所への転職を検討している方に向けて、「やばい」「やめとけ」といわれている理由をお伝えします。ネット上の噂の真偽や、その背景にある実態を調査しましたので、ぜひ本記事で正しい企業理解につなげてください。
目次
当サイトはFactBoard株式会社が運営しています。本ページは一部PRを含みます。この記事では、くろがね工作所への転職を検討している方に向けて、「やばい」「やめとけ」といわれている理由をお伝えします。ネット上の噂の真偽や、その背景にある実態を調査しましたので、ぜひ本記事で正しい企業理解につなげてください。
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くろがね工作所は、オフィス家具や学習机などの家庭用家具の製造・販売をメイン事業とする総合家具メーカーです。1927年の創業以来、スチール家具づくりで磨き上げてきた金属加工技術を強みに、米国スチールケース社と提携したオフィス向け家具や、長年親しまれてきた学習机で知られる家庭用家具を展開しています。このほかにも、家具づくりで培った金属加工技術や空間設計のノウハウを活かし、医療福祉施設向けの引戸「アキュドア・ユニット」や手術室向けクリーン機器、空調関連機器などの建築付帯設備機器も手がけています。
本記事では、公式データと客観的な事実から評判の真相を徹底解明します。
くろがね工作所が「やばい」といわれている理由には、「離職率が高い」「残業時間が長く激務」などさまざまな内容があるようです。ただし、憶測やイメージから噂が広がっている場合もあるため、公式情報から「くろがね工作所がやばいといわれている理由」と「その真偽」を確かめていきましょう。
くろがね工作所
やばいといわれている理由
「離職率が高い」という噂は、必ずしも事実とはいえません。くろがね工作所は離職率そのものを公式に開示しておらず、離職率の高低を直接確認することはできないためです。
参考指標として、社員の定着度合いを示す平均勤続年数と平均年齢を見てみると、有価証券報告書(2025年11月期)によれば、くろがね工作所の平均勤続年数は20.3年、平均年齢は47.5歳となっています。厚生労働省による製造業平均14.9年、平均年齢43.8歳と比較してみても、くろがね工作所は勤続年数・年齢のいずれも業界平均を上回り、社員が長く働き続けている実態がうかがえます。
「離職率が高い」という噂が広まった背景には、公式情報として離職率が開示されておらず、ネット上の情報量も少ないため、口コミなど非公式な情報が実態以上に目立ち、全体の評判として広まりやすくなっていると考えられます。 転職を検討する際は、カジュアル面談や面接を通じて、部署ごとの定着状況や中途入社者の活躍事例を直接確認してみるのもおすすめです。
参考:
EDINET「有価証券報告書」
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
「残業時間が長く、激務である」という噂は、必ずしも事実とはいえません。くろがね工作所は平均残業時間を開示しておらず、客観的な裏付けを得ることが困難なためです。
しかし、働きやすさに関連する指標を確認すると、休日制度はしっかりと整備されていることが分かります。有価証券報告書(2025年11月期)によれば有給休暇取得率は55%であり、厚生労働省の製造業平均62.6%をやや下回っています。一方で、募集要項によると年間休日数は121日(土日祝、年末年始、夏期)確保されており、一般的な休日水準を満たしています。有給休暇取得率や休日日数は残業時間そのものを直接示す指標ではありませんが、少なくとも極端な休日返上や過度な超過労働が日常化しているとは考えにくいでしょう。
こうした噂が広まった背景には、残業時間に関する公式な開示がないことで実態を裏付けにくい一方、製造業という業態から「工場勤務は激務」という一般的なイメージが先行し、噂として広まりやすくなっているとみられます。
以上のデータや実態を踏まえると、「激務でやばい」という噂には明確な根拠がなく、会社全体の実態を表しているとはいえないでしょう。
参考:
くろがね工作所「募集要項」
EDINET「有価証券報告書」
厚生労働省「令和4年就労条件総合調査 結果の概況」
「年収が業界内で低い」という噂は、一部事実です。国内の製造業全体と比較すると平均を上回るものの、競合他社と比較した場合にはやや落ち着いた水準にとどまるためです。
有価証券報告書(2025年11月期)によると、くろがね工作所の平均年収は488万1,000円です。厚生労働省による製造業平均は382万3,200円を上回っています。一方で、競合のイトーキの有価証券報告書(2025年12月期)を見ると、平均年収は757万3,436円であり、くろがね工作所はイトーキを下回る水準です。
「年収が業界内で低い」という噂の背景には、勤続年数の長いベテラン層が多い分、年功に応じた給与上昇への期待が高まりやすく、実際の給与水準との差が意識されやすいことがあると推察されます。
以上のデータや背景を踏まえると、「年収が低くてやばい」という噂は全否定できないものの、製造業全体の平均はクリアしているのが実態です。なお、転職を検討する際は、業界平均との比較だけでなく、志望する競合他社の給与水準や自身の希望キャリアも併せて確認しておくのがおすすめです。
参考:
EDINET「有価証券報告書」
イトーキ「有価証券報告書」
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
結論からお伝えすると、「休みが取りにくい」という噂は一部事実です。理由としては、くろがね工作所の年次有給休暇取得率は、全国平均や製造業平均を下回っており、有給休暇を取得しにくい傾向が見られることが挙げられます。
有価証券報告書(2025年11月期)によると、くろがね工作所の年次有給休暇取得率は55%です。厚生労働省の示す全国平均58.3%、製造業平均62.6%のいずれと比べても、低い水準にとどまります。一方で、募集要項によると年間休日数は121日(土日祝、年末年始、夏期)となっており、休日に関する制度自体は充実しているといえます。
「休みが取りにくい」という噂の背景には、実際の有給休暇取得率が全国平均・製造業平均を下回るという事実に加え、生産ラインの稼働を維持する必要がある製造業特有の勤務体系のもとでは、個人の都合で休暇の時期を調整しにくい傾向があることも一因として考えられます。
以上のデータや背景を踏まえると、「休みが全く取れなくてやばい」という噂は全否定できないものの、年間休日数など制度面では一定の水準が保たれているのが実態です。
参考:
EDINET「有価証券報告書」
くろがね工作所「募集要項」
厚生労働省「令和4年就労条件総合調査 結果の概況」
「くろがね工作所は業績不振で将来性が乏しい」という噂は一部事実です。直近期の連結売上高は前期比12.0%減少し、営業利益も赤字が拡大しているため、業績面での苦戦は事実といえます。一方で、自己資本比率は全国平均を上回る水準まで回復しており、財務基盤そのものが崩れているとはいえません。
有価証券報告書によると、くろがね工作所の直近5期の業績は次のとおりです。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2021年11月期 | 83億7,357万9,000円 | -1億260万5,000円 |
| 2022年11月期 | 69億2,090万3,000円 | -2億6,066万3,000円 |
| 2023年11月期 | 71億8,094万3,000円 | -1億3,900万8,000円 |
| 2024年11月期 | 72億379万6,000円 | -2,722万1,000円 |
| 2025年11月期 | 63億4,226万9,000円 | -1億2,294万5,000円 |
出典:EDINET「有価証券報告書」
営業利益は2024年11月期の-2,722万1,000円から2025年11月期には-1億2,294万5,000円へ拡大しており、本業の採算は悪化しています。この赤字幅の変化を、収益性や財務体質を示す指標と合わせて見てみると次のようになります。
| 決算期 | 営業利益率 | 自己資本比率 |
|---|---|---|
| 2021年11月期 | -1.23% | 35.0% |
| 2022年11月期 | -3.77% | 34.1% |
| 2023年11月期 | -1.94% | 52.1% |
| 2024年11月期 | -0.38% | 56.8% |
| 2025年11月期 | -1.94% | 56.7% |
出典:EDINET「有価証券報告書」
自己資本比率は直近3期で50%台を維持し、財務省の全国平均42.1%を上回る水準です。背景には、IR情報にあるとおり、家具部門での大型案件の納入遅延や建築設備部門での利益率重視の選別受注による受注件数減少、原材料・人件費の高止まりに加え、人件費・IT費用の増加が粗利改善分を打ち消したことが挙げられます。
「業績不振で将来性が乏しい」という噂が広まった背景には、本業の採算を示す営業利益が赤字転落・拡大している一方、自己資本比率といった見た目の指標は改善しているため、どの数値に着目するかによって評価が分かれ、「業績不振」という噂と「財務は比較的健全」という実態の両方が併存していると考えられます。転職を検討する際は、単年度の損益だけでなく、財務体質の安定性も併せて確認しておくと、より正確な企業理解につながるでしょう。
参考:
くろがね工作所「IR情報」
財務省「法人企業統計調査 調査の結果」
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なお、以下からのコンテンツはPRを含みます。
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くろがね工作所に向いているのは、特注品や専門施設向けのカスタマイズ対応を通じてものづくりの真髄に深く関わりたい人です。また、空間全体をワンストップで手掛ける経験や、BtoBとBtoCを横断した製品企画に関わりたい人も、くろがね工作所で活躍の機会を手にしやすいでしょう。
くろがね工作所に向いているのは、「標準品の大量生産にとどまらず、顧客ごとの細かなカスタマイズ要求に応えるものづくりに携わりたい人」です。
なぜなら、大手オフィス家具メーカーが標準規格品の量産を主軸とするのに対し、くろがね工作所は長年の実績に裏打ちされた「特注対応力」や「多品種少量生産」を自社の大きな強みとしているためです。医療・福祉施設や研究・教育施設といった特殊な仕様が求められる空間に対し、フレキシブルに応える製品供給体制を整えています。
実際の現場では、既製品のカスタマイズにとどまらず、専門空間に合わせた特注家具の意匠設計・構造設計に上流から携わることができます。特殊な用途や空間デザインに応える設計・製造プロセスを通じて、単なる量産エンジニアではなく、専門性の高い技術スペシャリストとしての経験・スキルを幅広く積むことが可能です。
したがって、「顧客のニーズに寄り添い、技術力を活かして一つひとつの特注品を作り上げたい」という志向を持つ人にとって適した環境といえます。
参考:
くろがね工作所「IR情報」
くろがね工作所「仕事紹介」
「家具提案や施工管理といった特定領域にとどまらず、空間全体のディレクションに関わりたい人」も、くろがね工作所に向いている人の特徴の1つです。
空間のプロデュース自体は大手競合も手掛けていますが、くろがね工作所はオフィス家具や建材、クリーンルーム機器から各種内装工事・施工に至るまで、製造工程を含めて自社一貫でトータル対応できる体制を整えているためです。メーカー機能と建設・設備機能を兼ね備えているからこそ、顧客の要望にダイレクトに応える一元的な提案が可能となります。
実際の現場では、家具の納入にとどまらず、内装工事や電気・通信工事、ICT機器の導入まで含めたプロジェクトマネジメントスキルを磨くことができます。オフィスをはじめ学校や医療・福祉施設など、多様な空間の意匠・機能を総合的にデザイン・提案するノウハウを実践的に養える環境です。
将来的には空間コーディネーターや案件全体を統括する総合空間プロデューサーとしてのキャリアも目指せるため、幅広い領域に携わり空間づくりを仕切りたい人にとってやりがいのある環境といえます。
参考:EDINET「有価証券報告書」
3つ目の特徴は、「法人向け・個人向けの垣根を越えた製品企画やマーケットの開拓に関わりたい人」です。
オフィス専業や家庭用専業のメーカーが多い中で、くろがね工作所はオフィス空間を扱う「事務用家具」と、学習机などを中心とした「家庭用家具」の両部門を自社内に併せ持ち、法人(BtoB)と個人(BtoC)双方の市場とノウハウを培ってきました。双方の視点やニーズを掛け合わせることで、他社にはないユニークな価値創造が可能になる点が、この特徴の背景にあります。
実際の製品開発や提案では、在宅ワーク用デスクや家庭向け宅配ボックスのように、時代の変化やライフスタイルの変容に合わせた柔軟な商品展開に携わることができます。人間工学に基づいた機能性と優れたデザイン性を融合させ、働く場と暮らす場の境界を越えた新しい空間・プロダクトを企画・提案する力を養える環境です。
法人・個人問わず多様な視点からモノづくりに関わり、家具・インテリア業界でBtoB/BtoC両方を見渡せるプロダクトマネージャーや企画職を目指したい人にとって、自身の力を存分に発揮できるフィールドといえます。
参考:EDINET「有価証券報告書」
くろがね工作所に向いていない可能性があるのは、都市再開発のような大規模プロジェクトや、オフィスビル全体の空間づくりに関わりたい人です。また、働き方の見直しを提案するコンサルティング業務や、海外を舞台にしたキャリアを重視する人にとっても、くろがね工作所の事業内容とはギャップを感じる場合があります。
くろがね工作所にあまり向いていない可能性があるのは、「都市再開発や数百億円規模の超大型ビル一棟を丸ごとディレクションするような、大規模プロジェクトに携わりたい人」です。
その理由は、くろがね工作所は家具製造から内装工事までトータルで手掛けられる総合力を持ちますが、業界最大手のメガメーカー(オカムラやコクヨ等)と比較すると企業規模や資本力に違いがあり、都市再開発に伴う超大型プロジェクト案件の受注機会は必然的に限られるためです。
大手競合他社では、超高層ビルや大型複合施設全体を一括受注し、膨大な予算と人員を投入して大規模空間プロデュースを行う実績が豊富にあります。一方、くろがね工作所の強みは、医療・福祉施設や学習環境、特定オフィスのカスタマイズ対応といった「中規模〜特定専門空間へのきめ細やかな対応」にあります。そのため、誰もが知るランドマーク級の大規模建築を仕切るようなプロジェクトマネジメントを第一志望とする場合、期待するキャリアと現場の実態との間にミスマッチが生じる可能性があります。
そのため、「巨大なスケールの案件で業界にインパクトを与えたい」という志向が強い人にとっては、希望する働き方ややりがいを得にくい環境といえます。
参考:
くろがね工作所「会社概要」
オカムラ「納入事例一覧」
「家具や什器の納入にとどまらず、働き方の仕組みや組織の風土そのものを変えるコンサルティングを提案したい人」も、くろがね工作所には向いていない可能性があります。
なぜなら、くろがね工作所は、高い技術力を活かした鋼製家具や特殊空間機器、建築内装設備といった「高品質なハードウェアの製造・施工販売」に強みを持つモノづくり企業だからです。空間の提案や設計は行うものの、ハードを売る前段階の組織開発や働き方そのものを調査・分析・コンサルティングするサービスを事業の独立した柱にしているわけではありません。
一方、イトーキやオカムラなどは、働き方の行動分析やABW(Activity Based Working)導入コンサルティングなど、ハードを売る前段階の「ワークスタイルデザイン」を事業の大きな柱として展開しています。そのため、組織開発や働き方コンサルタントとしての専門性を磨きたい場合は、これらの先進的な調査・コンサル部門を持つ企業の方がマッチしやすいでしょう。
参考:
くろがね工作所「会社概要」
くろがね工作所「オフィスイノベーション」
イトーキ「働き方・オフィスコンサルティング」
オカムラ「コンサルティング」
3つ目の特徴は、「海外駐在や海外拠点でのブランド構築に携わりたい人」です。
会社概要によると、くろがね工作所の拠点および関係会社は基本的に国内を中心に構成されており、事業の軸足を日本国内の教育機関・医療施設・オフィス・家庭用家具市場に置いているためです。経営資源をグローバル展開や海外拠点の設立に大きく割いている事業構造ではないことから、海外駐在や現地事業の立ち上げといったキャリアの機会は限られています。
一方、競合他社は海外展開に積極的です。オカムラは関係会社にシンガポール・中国・インドネシアなど多数の海外現地法人を持ちます。コクヨもコクヨの事業で示されているとおり、中国・香港のリソースを活用した海外事業の成長を全社の業績牽引役と位置づけ、マレーシア・タイ・ベトナムなどに関連企業を展開しています。
海外市場でのブランド構築や、国ごとのニーズに合わせたグローバル展開、現地事業所の経営といったキャリアを目指す場合は、くろがね工作所で力を発揮しにくい可能性が高いといえるでしょう。
くろがね工作所への転職でよくある質問をまとめました。「不祥事があったのは本当?」「人材育成の体制は?」など、気になることがある方はチェックしてみましょう。
くろがね工作所で過去に不祥事があったことは事実です。
IR情報によると、くろがね工作所では2019年、発注書や工事完了証明書を偽造して売上を前倒し計上する不適切な会計処理が発覚し、2014年11月期から2018年11月期第3四半期までの決算短信が虚偽表示だったと判明しました。
これを受け、意思決定と監督を行う会議を分離し、社外の弁護士・公認会計士のみで構成する「ガバナンス改善委員会」を新設。社内通報窓口を社外にも設けるなど、再発防止策を講じています。
参考:くろがね工作所「IR情報」
くろがね工作所は、新入社員研修から製造実習研修、営業配属研修まで、配属前の基礎固めを重視した研修制度を段階的に整えています。
継続的な学びを支援する仕組みとして自己啓発支援制度があり、会社指定の通信教育を修了すれば受講料が全額補助されるほか、資格取得者には報奨金や費用補助が用意されています。
さらに、配属後1年間は若手の先輩社員がOJTリーダーとしてマンツーマンで指導とフォローにあたるメンター制度もあります。業務指導にとどまらず、期間中の中間・最終面談でキャリアの方向性やメンタル面まで確認する仕組みになっており、新人が孤立せずに定着できる体制が意識されています。
現時点で、くろがね工作所が上場廃止を予定しているという公式発表はありません。
IR情報によると、くろがね工作所は2022〜2024年の基準日時点で、東証スタンダード市場の上場維持基準の一つである「流通株式時価総額」を満たしておらず、基準達成に向けた計画を提出して改善に取り組んでいました。その後、2025年11月30日時点の判定で流通株式時価総額が基準の10億円に到達し、株主数・流通株式数・流通株式比率も含めたすべての基準を満たしたことが確認されています。
参考:くろがね工作所「IR情報」
くろがね工作所へ転職するにあたって、面接の最後にある「逆質問」はアピールの場であると同時に、あなた自身が企業を評価する貴重なチャンスです。ここでは、くろがね工作所の面接時に聞いておくべき質問を4つご紹介します。
自社の強みである空間づくりや製品開発力はどのような点にあるとお考えでしょうか?
オフィスや学習空間の提案において他社との差別化を図る中で、現場で強みとして評価されている製品や空間価値の決め手は何ですか?
1つ目は、「オフィス・学習家具・空間設備提案の強化」に関する質問です。
NG例は「強みはどこにあるか」という漠然とした聞き方にとどまっており、企業研究不足という印象を与えてしまうリスクがあります。また、面接官側も「公式サイトに書いてあるとおりですが…」としか返答しづらく、意欲や独自性をアピールする機会を逃してしまいます。
一方、お手本例は、オフィス向け(BtoB)と学習空間向け(BtoC)の両方を扱っているという事業特性をしっかり踏まえた上で質問できています。単なる「強み」ではなく「現場で評価されている決め手」に焦点を当てているため、企業研究を深く行ったうえで「入社後の働くイメージ」を持とうとしている熱意が伝わります。面接官側も具体的なエピソードを交えて答えやすく、より深みのある対話を引き出せる質問です。
企業理念にあるとおり、「人にやさしいオフィス空間」の実現に向け、身体面・認知面・情緒面という3つの側面からウェルビーイングを重視し、人間工学に基づくチェアや昇降デスク、集中しやすい静かなスペース、部署を超えて交流できるスペースといった具体的な提案を行っています。「幸せなワーカーは不幸な社員より創造性が3倍高い」という研究結果を踏まえたこの考え方は、くろがね工作所の空間提案そのものの軸であり、この理念を理解しておくことは、入社後の顧客提案における説得力に直結する重要な視点です。
参考:くろがね工作所「企業理念」
国内の工場や自社製造ラインにおける品質や技術のこだわりについて教えていただけますか?
長年のものづくりで培われた製造技術を守りつつ、短納期やカスタマイズ要求に応えるために現場で徹底されている工夫にはどのようなものがありますか?
2つ目は、「製造・品質管理と価値提供」に関する質問です。
NG例は「こだわりを教えてほしい」という感想レベルの質問にとどまっており、公式に取得・公表されている品質マネジメント体制に触れられていません。企業研究の浅さが透けて見える聞き方です。
一方、お手本例は、くろがね工作所の最大の強みである「長年培った製造技術」「特注品などのカスタマイズ対応」「多品種少量生産」という現場の実態をしっかり理解したうえで質問できています。そのうえで、理念としてだけでなく「短納期とカスタマイズを両立させるための現場での具体的な工夫」という業務に密着した視点で尋ねているため、ものづくりに対する強い関心と高い解像度が伝わります。現場の社員や面接官も具体的なエピソードを交えて熱量高く答えやすく、高評価に繋がりやすい質問です。
会社概要にあるとおり、くろがね工作所は約100年にわたり家具・什器の製造を続けてきました。品質面では、SOHO事業部を除く全社で品質マネジメントシステムの認証を取得しており、さらに津工場では環境マネジメントシステムも取得しています。長年の技術蓄積に加えて、こうした公式な認証に裏付けられた品質・環境管理の体制を理解しておくことは、現場でどのような工夫がなされているかを具体的に尋ねる際の土台となります。
参考:くろがね工作所「会社概要」
環境配慮型製品やIT技術を取り入れた新しい家具の開発には積極的でしょうか?
環境配慮(サステナビリティ)への関心が高まる中、商談時にエコ素材や省資源製品が提案の強みとなった具体的エピソードはありますか?
3つ目は、「デジタル化・環境配慮製品への対応」に関する質問です。
NG例は「積極的か」を二択で尋ねる質問になっており、くろがね工作所が具体的に展開している環境配慮製品や公式な取り組みには触れられていません。業界動向をなぞっただけの質問に見えるおそれがあります。
一方、お手本例は、環境配慮という業界全体のトレンドを踏まえたうえで、公式サイトには載っていない「実際の商談現場でのリアルな評価」を尋ねるオープンな質問(オープン・クエスチョン)になっています。「強みとなった具体的エピソード」を聞くことで、くろがね工作所の営業・提案スタイルや顧客からの生の評価を引き出すことができます。ビジネスの最前線に対する関心の高さと、入社後の提案活動を見据えた主体的な姿勢が面接官に力強く伝わる質問です。
人・環境・空間創造によると、くろがね工作所はカーボンニュートラル認証を取得したチェア(Series1 Chair・Series2 Chair・Think Chairなど)を展開し、リサイクル率90%超という数値も公表しています。さらにサステナビリティでも、2025年9月に環境・社会への取り組みが評価され金融機関から融資を受ける契約を結んだことが紹介されており、環境配慮を経営レベルでも進めている段階です。製品・経営両面にわたるこれらの取り組みを知ることは、環境配慮を求める顧客への提案力を高めることに直結します。
参考:
くろがね工作所「人・環境・空間創造」
くろがね工作所「サステナビリティ」
どのような実績を残せば評価され、役職やキャリアアップにつながっていく仕組みなのでしょうか?
売上数字などの定量成果以外に、社内での信頼獲得や定性面で評価される社員に共通する取り組み姿勢を教えていただけますか?
4つ目は、「評価基準とステップアップ」に関する質問です。
NG例は、公式サイトが掲げる評価・表彰の仕組みに触れないまま昇進の条件だけを確認する質問にとどまっており、評価制度やキャリアアップの条件という「自分に与えられるリターンや処遇」にばかり関心が向いている印象を与えてしまいます。
一方、お手本例は、数値結果(定量面)だけでなく、組織において重要となる周囲との関わりや信頼構築(定性面)にまで視野を広げて質問できています。「成果を出して評価されたい」という意欲を前提にしつつも、「実際に現場で活躍・信頼されている人の行動習慣やマインドセット」を学び取ろうとする姿勢が伝わるため、主体的に映ります。面接官側も社内で成果を出している人の具体的な人物像を思い浮かべて話しやすく、自身の働く姿勢のアピールにも繋がる質の高い質問です。
福利厚生・労働条件にあるとおり、くろがね工作所は勤続10年から40年まで段階的に表彰する永年勤続表彰のほか、工夫改善提案報奨金や公的資格取得時奨励金など、売上成果に限らない取り組みを評価する社内表彰制度を設けています。数値目標だけでなく、こうした長期的な貢献や工夫の積み重ねを評価する仕組みを理解しておくことは、入社後のキャリア形成を具体的にイメージするうえで役立ちます。
参考:くろがね工作所「福利厚生・労働条件」
くろがね工作所は、オフィス家具から医療福祉施設向け設備機器まで、幅広い「空間」づくりを手がける製造会社です。約100年の歴史を通じて磨いてきた金属加工技術と設備設計力を、オフィス・住宅・医療福祉という異なる現場のニーズに合わせて展開できる点に強みがあります。
くろがね工作所のメイン事業は、事務用家具部門と家庭用家具部門からなる家具関連事業です。事務用家具部門では、働き方改革やハイブリッドワークの波をとらえた高機能チェアなどを幅広く展開しています。米国スチールケース社との提携による最新ハイブリッドチェア「Karman」や「Gesture」などの世界的名作も大きな支持を集めています。一方の家庭用家具部門においても、学習机から在宅ワーク用デスク、さらには宅配ボックスに至るまで、時代のニーズに応じた製品づくりを進めてきました。
周辺事業では、医療福祉施設向けの懸垂式引戸「アキュドア・ユニット」や個室ユニット「メディウォード・ユニット」、手術室向けクリーン機器、空調関連機器などを扱う建築付帯設備機器事業を手掛けています。
家具関連事業で培った金属加工技術や空間設計のノウハウを、医療・福祉施設向けの設備機器づくりに応用することで、オフィスから住宅、医療現場まで幅広い「空間」領域で事業シナジーを生み出しています。
| 事業分野 | 主な取扱品 |
|---|---|
| 事務用家具部門 | オフィス向け高機能チェア、「Karman」や「Gesture」などの提携商品 |
| 家庭用家具部門 | 学習机、在宅ワーク用デスク、宅配ボックス |
| 建築付帯設備機器事業 | 懸垂式引戸「アキュドア・ユニット」、個室ユニット「メディウォード・ユニット」、手術室向けクリーン機器、空調関連機器 |
| 会社名 | 株式会社くろがね工作所 |
| 設立 | 1936年3月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 社長執行役員 田中 成典 |
| 資本金 | 29億9,845万円 |
| 本社所在地 | 大阪市西区新町一丁目4番24号(大阪四ツ橋新町ビル) |
| 公式Webサイト | ・採用情報 |